菜種油工場見学、の巻。
雨が降ったり止んだりの、ぐずついたお天気の週末、いかがお過ごしでしょうか。
こちら鎌倉も朝方は晴れ間が覗いていたのですが、一転してしっかりとした雨が降っています。
こういう日は天気と睨めっこはせず、ゆっくり自宅で思いのままに過ごすのが一番ですね。
さて、先日訪問した平田産業有限会社での続きをお話しましょう。
福岡県はかつて菜種栽培の有名な産地で、油工場も県内に1000件以上もあったそうです。
私の叔父の実家(農家)でも、昔は菜種を栽培し近くの工場で絞ってもらったものを家庭で使っていたそう。
ところが、安価な食用菜種油の登場により、菜種栽培農家が激減。
油工場も今や県内に41件になってしまった、と平田社長は少し悲しそうな表情で話してくださいました。
今や市場に流通できるほどは生産できない国産(福岡県産)菜種油ではありますが、
近隣の菜種栽培農家の方々を応援しようと、農家さんがいつでも菜種を絞りにこれる様に工場開放されています。
福岡県産の菜種油がいつか多くの方に届けられるようになったらいいな...☆
創業108年の平田産業さんが元気に成長を続けていらっしゃるのは品質へのこだわり。
その、こだわりの工場内を見学させていただきました。
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写真は菜種油の原料となる、オーストラリア産の非遺伝子組み換え菜種を貯蔵しているタンク(サイロ)。
年間約7000トンの菜種を輸入しているそうです...!
いよいよ、工場内に足を踏み入れます。
9/19(土)の昼下がり、工場内には菜種と生あたたかい油の香りが立ち込めていました。
工場は通常24時間稼動しており、職人さんたちが交代で生産・管理しています。
この日は5連休だった為生産もストップしていましたが、実際には私がお邪魔した当日の朝8時までは工場が動いていたそうです。
工程ごとに見て行きましょう。
1)菜種についている籾殻などを除去し、精選します。
2)高温の蒸気で蒸し上げます。
→ これによって油分を無駄なく搾取できるそうです。
3)高温に加熱し、焙煎します。→ 香り出しをします。
4)菜種に圧力をかけます(圧っぺん)。
6)濾過機を通過した一番搾り原油は、脱洗い装置タンクで泡立ちの原因となるガム成分を食酢注入して除去します。
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7)上の写真、湯洗いタンクで不純物を取り除きます。
→搾っただけの油には不純物が含まれているので油と水が分離する性質を利用してお湯で洗います。
豊富な天然地下水を求めて平田産業さんはこの地に工場を設置したそうです☆
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上の写真、左端の茶色をした油が不純物を含んだ油です。
右側の黄色い油が不純物除去後の油。キレイ...!!
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こちら(↑)は、はしご階段を上って湯洗いタンクを上から覗かせった写真。
タンク上から水をドバーッと注入します。
8)湯洗い&排水を8回繰り返してやっと出来上がり。
皆さんのお手元に届きます。(treepで販売している平田産業さんの菜種油はこちら)
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心地良く湿り気を帯びた菜種の香り工場で平田社長の熱心な説明に耳を傾けていたら、工場を出る頃には汗びっしょり。
ふと見上げた空には、平田産業さんのシンボルマーク、赤レンガの煙突が空に向かってそびえ立っていて、心を爽快にしてくれました。
妥協せずに信念を貫き続けてこられた108年、決して安価ではないけれど確かな品質の菜種油。
この不景気にあっても生産量は年々増え続けているそうです。
そして、私達消費者一人ひとりの意識が高まることによって、国産菜種油が希少ではなくなる日もそう遠い話ではなくなるかもしれません。
そうなったら本当に素晴らしいことです...!
平田社長のお話しの中で印象に残ったことば。
「ゆっくりでいい。
焦らずに、一歩一歩進んで行くことが大切。
社外の方々との協力体制の蓄積。
また、小さな信頼の蓄積こそが大きな信頼へと繋がり、そして会社も発展していく。」
今日からアロハスも5年目に突入。
節目の時に、貴重なお話&体験をさせていただきました。
また、
"良かと油を使うのが一番良かね~"
を実感した日となりました。
平田社長、そして事務局の皆様、大変お世話になりありがとうございました。
睦
ムツミです。
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