2012年10月12日

ニホンミツバチの蜂蜜を求めて

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愛知県のニホンミツバチ専門の養蜂家、中島さんを訪ねる出張に行ってきました。10月に入ったのに気温30℃を超える暑い日でした。

名古屋駅から30分ほど電車でいったところの駅で待ち合わせ。初対面の中島さんと挨拶をし、養蜂場でもあるご自宅へ。自然の風が通り抜ける素敵なご自宅のリビングで、最初に説明されたのが上の写真「(取材中に)もし蜂に刺されたら!」というものでした。笑

6月末に奄美大島のパッション、マンゴーを栽培する農家谷口さんを訪れた際に、受粉用も兼ねて養蜂しているという話を聞き、それ以来、ミツバチや蜂蜜にとても興味を持っている最中、中島さんからご連絡をいただき、今回訪問をしてきました。


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中島さんは中学時代に読んだ雑誌に、花の開花に合わせて蜂の巣箱と一緒に北上する養蜂家の生活を知り、以来ずっと憧れていたそうです。

そして会社を勤め上げ、いよいよ定年を迎えるという3年前に、長年の夢でもあった養蜂に取り組むことを決心。

もともとご近所で有名な養蜂家さんの所に通いながら、蜂蜜のことや養蜂のことについて話を聞くうちに、その方からの薦めもあってニホンミツバチの群を分けてもらい、養蜂をはじめられたそうです。

以来、とても環境のよい自宅のお庭や近所に借りている畑などで養蜂に取り組んでいらっしゃるそうです。

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明治初期に養蜂の技術とともに日本に入って来たセイヨウミツバチが現在の日本の養蜂、蜂蜜生産の主流になっているという事実を最近知りました。日本ではほぼ養蜂=セイヨウミツバチという時代が明治以降長く続いているそうです。

そんな中、最近になって生態も大きくことなり、日本の在来種ということからもニホンミツバチの養蜂が見直され始めているそうです。

でも、ニホンミツバチの養蜂はノウハウが発展途上ということもあり、中島さんも最初はかなり苦労されたそうです。(試行錯誤を繰り返しながら現在は、巣箱にセイヨウミツバチの養蜂用のものを使用されています。)

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「おーい、今から開けるからね〜」とやさしくニホンミツバチに声をかけながら巣箱の中に入っている巣枠を引き上げ、びっしりとついていた蜂を巣箱に戻す中島さん。頭と顔を守る網以外は、半袖での作業。中島さんの言葉では、「刺される時は、こちら側に何か原因があるときくらい。ニホンミツバチはとても大人しい蜂なんです。」

そしてこの巣枠に作られた蜂の巣の美しいこと。初めて間近で拝見させていただきましたが、感動しました。

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巣枠にできた蜂の巣の上部のほうは、蜂蜜の水分量も減った、糖度の高い蜜が貯蔵されている部分。その部分だけを採蜜用に切り落とします。


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蜂蜜を取ったら巣枠は巣箱に戻します。これから気温が下がり晩秋から冬、そして春に向かってこの蜂蜜は蜂達の大切な栄養源でもあるそうで、適切な量をちゃんと残しておかなかいと蜂の群が弱ってしまうそうです。

もちろん、この日とれた蜂蜜を試食させていただきましたが、とっても濃厚で美味しかったです。香りや微かな酸味など甘さだけではない、味覚を満足させる美味しい蜂蜜でした。


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こちらが中島さん。

半日ご一緒させていただきましたが、中島さんのお人柄を感じることができとてもよい出張でした。

中島さんからはニホンミツバチの養蜂は、セイヨウミツバチのそれとはずいぶん違うことを聞きました。ニホンミツバチはそもそも蜂蜜のとれる量も格段に少なかったりするそうです。

でも、セイヨウミツバチと比較すると朝早くからよる遅くまでよく働く「はたらきバチ」や天敵のスズメバチに巣を襲撃されそうな時に、巣箱の入り口で、まるでサッカーの試合でPKの時に、ゴール前で選手達が並び守るような行動をとるニホンミツバチの生態にとても愛着を持たれているそうです。(そのことが採蜜をしている作業のやり方からも、とても強く伝わってきました。)

環境が悪化するとすぐに巣から「家出」でしてしまう気まぐれな習性もあるニホンミツバチ。養蜂は難しい部分もあるそうですが、中島さんは経験を積みながら少しずつ蜂の群も増え、蜂蜜の量も増えているとのこと。

現在既にご近所のケーキ屋さんなどでも販売されているそうですが、ツリープでもとても希少なニホンミツバチの純粋100%、中島さんの蜂蜜を販売させていただく予定です。

どうぞお楽しみに!!

w.

2012年9月17日

再び日本のワンダーランド、岩手へ。

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2週間ぶりに岩手を訪れました。今回の目的も岩手県北部地域を対象とした食品の商品開発勉強会のお仕事です。

前回のテーマは商品作りについて。今回のテーマは販売についてでした。

1.付加価値とは。私たちの付加価値創造とは。
2.私たちの商品作りの方向性(ポジショニング)。
3.マーケティングとイノベーション。
4.商品作りの前に大切なこと。お客さま作り。
5.販売方法とそのチャンネルについて。
6.ブランドとは。またブランド構築について。
7.インターネットの活用。

できるだけ具体的な事例と合わせて話ができるよう努力しました。

後半は、参加者皆さんと個別面談。
皆さん経験も異なり、進捗も違う中で、抱える課題もそれぞれ。

でも、豊かな自然と豊かな人格という真似できない強みが沢山あって、ますます楽しみになってきました。ユニークな商品ができそうですよ。

一泊して、翌日は今回の案件の対象地域となる二戸や一戸を案内していただきました。

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まずは、一戸のどんぐり村へ。自給自足の生活を実践されているどんぐり村、村長赤屋敷さんを尋ねました。


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どんぐり村は、自然体験塾というコンセプトで開放されているユニークな「村」です。一般の人が訪れて自給自足の生活を体験できるそうです。この畑は桑畑。天蚕を育てられているそうです。


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美しい淡い緑色をした天蚕の繭。


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農家の方が野菜や加工品などを委託で販売している「産直」施設などもまわりながら、更に一戸(いちのへ)の奥中山という地区へ。どんどん上っていくと・・・。


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そこは日本とは思えないような景色が広がっている高原でした。


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夜は真っ暗の中、夜空には輝く星がよく見えるそうで、一般の人が気軽に利用できる天文台もありました。羨ましい環境ですね。


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この写真は、八幡平市の焼走りという岩手山麓にある溶岩が見られる場所です(北部ではありません。盛岡から車で1時間弱)。高原や牧場の写真とこの溶岩の写真を見ると、ハワイ島の景色と変わりません。笑


今回、2回目の岩手訪問でしたが、私はすっかり岩手県の魅力にハマっています。


宮沢賢治が愛した自然が未だ残り、一歩 山に入れば本当に鹿が踊っていそうな景色があります。
そして日本とは思えないスケール感のある美しい自然。(もう一泊して訪れた八幡平も素晴らしかったです。
自給率100%を超える農業生産。

そして勤勉でまじめなお人柄。

岩手の皆様にはたいへん失礼かと思いますが、私は「岩手は日本の奇跡」くらいに感じています。
原発もなく(つまりそのような巨大な経済システムに依存してこなかった)、未開発の自然が多く残り、豊かな農業水産業がある。

都心が経済的に沈没しても、岩手では普通に暮らしが続くような気がします。
つまり貨幣経済を超えた、豊かさを感じるのです。


とても素敵な地域の皆様とご縁をいただいたことに、感謝しています。

ぜひ、みなさんも機会があれば岩手県に遊びにいってみてください。
期待を裏切らない「コレからのシアワセ」がありますよ!

w.

2012年9月 6日

岩手県二戸(にのへ)へ。

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新しいお仕事のご縁をいただきまして、8月29日に岩手県二戸(のにへ)市へ行ってきました。
新幹線で東京から3時間。青森もすぐちかくの岩手県の北部です。

北部なのですが、よく聞く、南部(なんぶ)地粉や日本を代表する雑穀の産地でもあります。

今回、岩手県北部地域(二戸市、一戸町、軽米町、九戸村)の生産者さんや加工食品会社さんを対象にした、新しい食品の商品開発の勉強会の講師を担当させていただくことになりました。

どれくらいの方が興味をもって参加してくださるのか、不安もありましたが、同世代の方〜祖父母の世代の方まで10名の方にご参加をいただきました。


雑穀の若手農家さん、新規就農のトマト農家さんやブルーベリー・さくらんぼ農家さん。
薬をできるだけ使わないで、養豚業を営む方。
呉服屋さんで、昔盛んだった養蚕を復活させるために餌となる「桑」関連のお茶やお菓子などの商品化を考えている方。
年金だけでは暮らして行けないけど、子どもたちにも負担をかけたくない。それを地域全体の高齢者を巻き込んで仕事をつくりたいという私の母よりも年上の女性。


それぞれ異なる課題を抱えての参加です。


当日は2時間半の持ち時間があり、1時間半を商品開発の手順についてお話させていただきました。
残りの1時間は参加者皆さんの自己紹介とそれぞれが考える商品をお話していただきました。

いろいろなアイディアがあって、面白くなりそうです。

当日の会でもお話しましたが、私は食品の商品化自体、それほど難しいことではないと思っています。
むしろ難しいのは、お客さんにちゃんと買っていただけるかどうか。これは本当に難しい。笑

しっかりとお客さんに支持していただける商品づくりを皆さんと共有できればと思ったのですが、限られた時間と経験不足の私の話から、どこまでご理解いただけたか。。

全4〜5回の勉強会で、来春までにそれぞれが商品化を行い、販売開始するのが目標です。
皆さんと一緒に、個性豊かな商品がつくれるように私もサポートがんばります。


当日は、盛岡まで戻って一泊しました。

翌日、盛岡で自然食品店「マナ」を営む遊座さんを訪ねました。
遊座さんは、私が自然食品界で尊敬する方です。昨年の夏に受講した勉強会で講師をされていたのがご縁です。
現代の食事事情に基づいたアプローチで、食事で体調や体質を整えることに実績を出されている方です。

ほぼアポ無しだったのですが、快く迎えてくださり、盛岡が一望できる「岩山」へ連れて行ってくださり、車中いろんなお話もお伺いしました。

盛岡駅まで送ってくださる道中、「盛岡は水の町ですよ。夏は鮎がつれるし、秋には鮭がのぼってきます」と教えてくれたのが、この川です。中津川。

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行きの新幹線の窓からも、盛岡駅近くの川で上半身裸で鮎釣りをされている方を見かけ、びっくりしていたのですが、なんと鮭も上ってくるとは。

新幹線が止まるような都市の駅から歩いても10分程度の川で、未だ鮎が釣れ、鮭が上ってくるとは。。
川の上流は岩手山をはじめとする山々が連なり、今でもしっかりと森が雨水を受け止め、やがて川になっているんですね。

遊座さんにもいろいろと教えていただき盛岡という町が、とても素敵な町であることを知りました。
次回の勉強会はもうすぐ。

しっかりと準備をして、参加者の皆さんにお役に立てるよう頑張ります。

w.


2012年7月 5日

奄美大島の谷口さん。

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10年ぶりくらいに、奄美大島に行ってきました。
ビジネストリップです。

昨年から販売をさせてもらっているマンゴーを作る農家、谷口さんを訪ねてきました。
本当は去年訪問したかったのですが、タイミング合わず1年越しで念願が叶いました。

お客さまへ谷口さんのマンゴーを紹介して販売してますので、昨年も電話もメールも何度もやり取りをしていましたが、やっぱり現場を見せていただく、直接作り手から話を聞かせていただく、私も少しだけでも作業を手伝うというのは、大きな意味があるなーと改めて実感した出張でした。

みっちり2日間、谷口さんと行動をともにし、作物の作り方に対する考え方や今までの試行錯誤、今年の作物の出来映えなどじっくりと話を聞かせていただきました。

もともとは大阪で会社を経営されていた、バリバリの営業マンだったそうです。また波乗りが趣味でかなりの腕前(現在も!ビックウエーバーだと島人に言われてました)。最終的には300人のクラブ員がいるサーフクラブの会長も務めた・・・など、わずか10数年前の出来事ながら、迫力のある武勇伝(ぜんぜん嫌みな感じがしないんです)を居酒屋でも聞かせていただきました。

日中は、圃場で出荷間近のパッションフルーツや来月から本格シーズンを迎えるマンゴーの最終段階の手入れをしながらいろいろと話を聞きました。

作物の話は、近々アップする販売ページで詳しくお伝えしようと思います。ぜひチェックしてください。


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そして、このブログの本題、今回、谷口さんとご一緒して一番印象に残っているのは、


「僕は安定を求めているんです。」という台詞です。


大阪で会社を経営し、成功されていた時に、多忙を極め、体調を崩され入院されたことがあったそうです。波乗りをするようなフィジカル的にもメンタル的にも充実していた谷口さんがきっとはじめて経験された大きな不安だったんでしょう。

その後、会社は同志に譲り、波乗りで何度も訪れていた奄美大島に移住。
文字通り何も無い中から農業をスタートさせたのが、1999年だそうです。

会社経営も成功されていた中、すべてを捨てて奄美ではじめた農業。

一瞬、安定とは真逆のような気もしますが、今、出来上がっている谷口さんの農園を見て、私は谷口さんの「安定」を実現されつつあるんだなーと理解し、そして男として惚れました。


私も離島が好きで、実際に鎌倉に住む前は東京都の離島に住んでいた経験があるので実感としてわかるのですが、離島というのは、旅行で訪れるには最高のパラダイスですが、住み、そこで生計をたて暮らしてゆくということは本当に大変です。しかもIターンであれば尚の事。

そんなただでさえ難しい離島という場所を選び、移住し、農業という天候などさまざまなリスクのある仕事を選びながらも、もうしっかりと島に根付き、美味しい果物を生産し、全国のお客さんに届けているという事実。


これは、なかなかできることではないです。


「安定」。


もとめても中々実現できることではないと思います。どんな職業を選んでも、どんな場所を選んでも。


谷口さんは、それの「安定」を実現させるために、「作物の品質」にすべてを賭けているように私は感じ取りました。土作りからはじまり、農法の試行錯誤、殺虫剤系の農薬の不使用、台風時の対応、糖度へのこだわり、発送方法・・・。島のだれよりも勉強熱心、研究熱心、実戦熱心。


離島で波乗りをしながら果実農家・・・憧れる生活には、想像を絶する苦労や絶望もあったと思います。

離島で0からはじめた農業。
自然と対話しながら、諦めず、積み重ねてちゃんとカタチにされていること。
しかも高い品質を実現して。そこで生まれる信頼。。


多分、谷口さんには見えていたのかもしれないなーと今感じています。

ビジネスマンとして成功している中、(体調を崩されたきっかけで)潮目がかわりったことを。

そして、ちがうポイントに移って、大きなセットが今、沖から迫っていて

ゆっくりとパドルアウトをはじめ、しっかりとテイクオフからダウン ザ ライン、

そして優雅なボトムターンをしているようかのように、今農業を楽しまれているように見えました。


ほんと、かっこいい兄貴でした。
多くの学のある出張になりました。


w.


2012年6月 2日

木更津の有機農場「耕す。」さんに行ってきました!

去る2012年5月22日(月)、関東では金環日食ということで早朝からソワソワしていた月曜日に私はひとりでクルマを運転し、千葉県木更津市にある有機農場「耕す。」さんを目指していました。

5時半に自宅を出発。初めてアクアラインを通って房総半島入りし6時半過ぎには木更津市内に入っていました。

クルマのラジオからは「金環日食」のことで騒然。一応私も日食グラスを持参しているものの、当日の朝の空は小雨模様。雲も厚く、太陽の位置すらわからない感じでした。

私は、用意していた地図をもとに「耕す。」さんを一路目指していたのですが、なかなか辿りつきません。目印にしていたお寺はあるのですが、どうにもこうにも里山の中の小道をグルグル・・・。

ほんとうは、金環日食の時間には農場について、現場で皆さんと見れるかなーと期待していたのですが、私はその時間。ヒトケのまったくない農道で途方に暮れながらも、人家も電線も見えない棚田の田園風景に見とれていました。。

同じ道を何周かしていたところ偶然通りかかった地元に人に道を訪ねたら、ぜんぜんアプローチの道順が違っていることがわかり、9時少し前(2時間くらい迷った!?)にようやく農場に辿りつくことができました!


この耕す。という農場で働くIさんと以前から知り合いだったのですが、昨年末に私たちのツリープ由比ガ浜ストアに訪ねてきてくれて、「じゃあ、春になったら行きます!」という約束が今回の訪問でした。


本当は7時くらいから手伝いますよ!っていう段取りだったのですが、到着したのが9時。朝一の収穫作業はほぼ終わっていました。


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元々は酪農場だった土地を、農地にしてはじめられたそうで、とにかくスケールが大きいのにまず驚きました。センターハウスってもともと牛舎だったそうで、そこが今ではトラクターが停めてあったり出荷の作業をしたりするスペースだったりしました。眺めもよくて、気持ちのいいスペースですでした。


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農作業のお手伝いの前に、Iさんに圃場全体を歩いて案内してもらいました。なんと東京ドーム6個分くらいあるそうです。圃場は有機認証を受けていて、当然栽培も有機のガイドラインに沿って栽培されているそうです。

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じゃがいもの花


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にんじん

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植えたばかりのなす


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なす

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番犬


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ハウス栽培されているプチトマト。


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平飼いされているにわとり。


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キャベツ

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スティックセニュール


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白菜


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圃場の真ん中にはかなり広い沼?もあったりして!


広い、広い農場を案内してもらったあとは、2時間弱くらいですが、農作業の手伝いを体験させていただきました。現場の皆さん曰く、一番きつい仕事というマルチ剥がしをやりました。マルチというのは雑草が生えないように土にかぶせるビニールのこと。マルチフィルムというそうです。

出荷が終わったレタスの畑のマルチを土から剥がす仕事。確かに腰をかがめ、土に食い込んだビニールを破片を土に残さないように取り去るというのは中々難しく、肉体労働ですね。運動不足の私にはちょうどいい運動になって、いい汗をかかせていただきました!


集中して作業をしたり、時々現場の皆さんと話をしながらあっというまにお昼の時間になってしまいました。


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お昼は、ほとんど皆さんで自炊されているそうで、この日もセンターハウスのオープンキッチンで獲れたての野菜のフレッシュサラダにしたり、ご飯炊いたりと調理されてました。いいですね、このオープンキッチン。たまにBBQなどもされるそうです。


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採れたて野菜のサラダ!


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そして新鮮な平飼い鳥の生たまごかけご飯!!


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遅刻して、お手伝いも2時間弱しかできなかったのですが、広大な気持ちのいい農場で、そこで働く気持ちのいい皆さんとお昼ご飯を食べれて、いろんなことを学ばせていただきました。

この農場のスタッフIさんはもともと起業志向で、木更津という地元に貢献できる事業をしたいということで数年前に、いきなりメールで相談をしてきたのが出合いです。
去年暮れにお店を訪ねてきた時にはじめてお会いして、今回会うのが実は2回目。笑

Iさんに誘ってもらい、この「耕す。」さんを訪れてわけですが、この農場は2010年に新規就農によってはじまったばかりの農場だそうです。

そして代表はあのミスチルなどのプロデューサーとしても有名な小林 武史さんが代表も務められているそうです。

私はそれらの事実を伺う直前にホームページを見て知ったのですが、今回訪問して、現場の皆さんの仕事の姿勢、圃場の規模や管理など含めて「耕す。」さんの本気度を強く感じました。

ぜんぜんガツガツしているのではないのですが、静かに熱く農業に向き合っている感が伝わってきました。また現場の皆さんが、若くてびっくり!反面、経験不足な部分は地域の農業の先輩の皆さんに教えてもらったりして助けてもらっているとも聞きました。

私自身、それほど多くの農家さんと知り合いというわけではないですが、新しい発見が多く、これからの有機農業の一つの可能性を強く感じた有意義な1日になりました。

誘ってくれたIさん、ありがとう。
またぜひ行きたいと思います。


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耕す。さんの農産物は木更津市内の直売所や
東京都内の代々木ビレッジ・マルシェなどでの直売、
話題のスカイツリー内のレストラン「ラ・ソラシド」や「ファミレード」でも
食べられるそうですよ!

2012年3月 9日

3.11の香り

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2011年3月11日(金)。
あの日から間もなく1年が経過します。


あの日、私たちは皆さんと同じく、普段通りの金曜日として仕事をしていました。
午後2時46分を迎えた直後から鎌倉市内も停電し、ケータイもほとんど繋がらない状況となりました。
もちろんパソコンが動かず、ネットも見ることができませんでしたね。


世の中がどのような状況になっているのか、ケータイのtwitterから入ってくる僅かな情報から今何が起こっているのか想像をしていました。

少し落ち着いてから、自転車でコンビニに電池やらケータイ用電池を買いにでかけるも、すでに完売で、食料品も店内から姿を消しているようなパニック状態になっていました。その足で、海のすぐ側にある保育園にある息子を迎えにゆき、事務所に戻りました。


ホワイトデーを控えた金曜日ということもあり、オンラインストアの出荷の準備に追われていた最中の地震でした。

私も含め、スタッフ一同しばし呆然としていました。それでも、気を紛らわすように再び仕事を再開しました。停電ということで、パソコンもネットもプリンターも全滅しているなか、ローソクを灯し(偶然ダリアさんから借りていた撮影用のアロマキャンドルがあったので、4種類のアロマキャンドルを同時に灯し、アトリエは何とも凄い香りに包まれていました・・・。)、その灯りの元で皆で手分けをして伝票を手書きし、その日出荷しなければならない荷物を作り、何とかヤマト運輸に商品を引き渡しました。


夜には鎌倉は電気が戻り、次第に全貌が明らかになるにつれ、絶望と悲しみに襲われ、しばらくの間は「反応的」な行動が多く、気持ちも不安定な日々が続きました。

あの日から、もう1年が経ちます。


そんな中でも、足下を見つめ、今自分たちに出来る事は何かと自問自答し、日々過ごしてきました。
自己否定でも、自己肯定でもなく、出来る事だけを一生懸命やってきました。


これからも、日々自分たちに出来ることを一生懸命して生きてゆきます。

でも3.11を経験したから、海の側で住む者として、気持ちも行動も少し準備をして生きてゆかなければいけませんね。



w.


2011年12月 9日

センチメンタルジャーニー(新潟編)

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相馬さんの取材が終わって、軽くご飯に・・・ということで新潟市で10周年を迎えたマクロビオティックのレストラン/カフェのマリールゥさん。マルロウじゃなくて、マリールゥーさんです。


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おいしいご飯と


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美味しいケーキ。いい時間でした。


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翌朝。帰るまでの時間、久しぶりに新潟市内を散策することにしました。まずは本町市場。アーケードの中には朝から野菜やら魚やら乾物やらいろんなものを販売しています。


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新潟はお麩もいろんな形のものを作っていて、有名なんですよねー。


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これは新巻鮭。いつかツリープでも販売したいと思っている逸品です。


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そして、久しぶりに白山神社へお参りに。昔はなんとも思わなかったけど、よく見ると神社なのにお寺の三門みたいなところをくぐります。


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立派な本堂。お正月の準備もはじまっていて、昔初詣でにきたことを思い出します。

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そして友達からも強く奨められた、上古町(通称、カミフル)という商店街を歩きました。ここは白山神社から続く参道なんです。昔からお洒落なお店あってけど、前よりさらに進化してる感じです。ここは古町麹製造所さん。


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冷えきった身体のあったかい甘酒が沁みました。美味しかったです。

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たまたま通りかかったこのお店、ヒッコリースリートラベラーズ。いいお店でした。新潟らしいお洒落なお店。いろいろ買っちゃいました。


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そして旅の〆は、また本町にもどって、昼飯。室内の市場の中に食堂があって、他のお店(魚屋)の刺身を選んで定食にできます。ここも友達の強く奨められて行きましたが、正解でした!


いやー、あっという間の滞在でしたが、久しぶりの新潟。とてもよい出会い、気づきが多く楽しかったです。そして収穫も沢山。


また行きます、新潟!
そして、新潟行ったこと無い方、ぜひ行ってみてください〜。

食べ物は美味しいし、人もいいです。

w.

スイートメモリーなジンジャーシロップ。

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学生時代の同級生がけっこうみんないい大人になっていて、今年は思いかげずそんな仲間との再会が多い一年でした。

そのうちのひとりから、地元新潟で素敵な商品を頑張って作っている人がいるよ、と紹介されたのが相馬理恵さん。

システムエンジニアから菓子メーカーに転職し、商品開発をしていたそうですが、多忙な生活でご自身が体調を崩されたのをきっかけに、いろんな健康法を試しながら、白湯のデトックス効果で体調も良くなっていったそうです。

体調を崩されたひとつの要因が、以前からの「冷え」だったということもあり、白湯のデトックス効果+身体を「温める」飲み物を考えていて、スパイスジンジャーシロップを作り始めたそうです。

世に、ジンジャーシロップは輸入物から国産の大小メーカーまで様々な商品が作られ販売されています。

そんな中、相馬さんが目を向けたのは、地元新潟でつくられた「こがねもち」というもち米に麦芽を加えて作られた1000年以上の歴史をもつ日本の甘味料「こめあめ」でした。(上の写真)


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その米飴に最初は新潟の生姜を加えて、試行錯誤を繰り返していたそうですが、身体を温めるためには「辛い」生姜のほうが効果があるということで、日本を代表する生姜の産地である高知の根生姜を使用することになったそうです。


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そしてこれが使用するスパイス。ご存知、クミン、カルダモン、シナモンの3種。パウダーではなく、ホールのまま一緒に煮込みます。

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相馬さん自慢の大きな大きな銅鍋ですべての材料と良質な水を加えて2時間ほど煮込みます。

ジャム作りとの違いは、水を加えるか、加えないかということだそうです。ぐつぐつ、ぐつぐつ。

常に一定のわりと強めの火力でみるみる水分が蒸発してゆきます。工房の中は、生姜とスパイスの香りと水蒸気でいっぱい。まさにスパイスジンジャーサウナ状態でした。

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2時間ほど煮込み、液体の温度が106℃ほどになると完成です。108℃まで煮詰めてしまうと飴化してしまうそうで、絶妙のタイミングを見計らって火から下し、いよいよ完成。いったんシロップの液体と生姜を分け、それぞれを別々に瓶に充填してゆきます。

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これが完成形。シロップにもしっかりと生姜とスパイスの香り、フレーバーがついて絶妙なバランスです。このシロップに少し、生姜のスライスを入れてお湯を注げば、それは美味しい美味しいスパイシー生姜ドリンクの出来上がり!


飽きのこないちょうどよい甘さは、米飴だからなせる技ですね。そしてじんわりスパイシーなところも美味しいです。

私はこれを甘いスープと表現しました。

近日中に、ツリープストアにも登場予定です。
ご期待くださいませ〜。


新潟の方は、新潟ふるさと村ほか市内の店舗で販売されているそうです!
お近くの方はぜひぜひー。

w.

2011年11月15日

七五三

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昨日は、坊主の七五三と坊主2号のお宮参りでした。
私が、徒歩通勤の際に必ずといっていいほど立ち寄る、坂の下の御霊神社にお願いしました。

いつも静かな御霊神社のお社の中で、それぞれ七五三とお宮参りの祝詞をあげていただきました。

会社の立ち上げとともに年を重ねる坊主も5歳。
親としての役目を果たせてない中、とても元気に育ってくれて本当に有り難く思います。

そして激動の中、生まれた坊主2号もあっというまに首もすわってすくすくと大きくなってきました。


いろんな人に。いろんなことに。心からありがとう、と感謝の気もちで一杯の1日でした。

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w.

2011年11月11日

男に惚れた夜

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昨日は、七里ケ浜のプリンスホテルで行われた「観光振興シンポジウム~かまくらの食の魅力~」という会に参加してきました。

内容は、鎌倉と姉妹都市であるフランスのニースで、フランス料理店を営む、松嶋啓介シェフと松尾市長による「食を通じた観光」をテーマにしたお話、そして松嶋シェフの料理実演、そして松嶋シェフ監修による鎌倉の素材をつかったフランス料理をいただく、という内容でした。


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正直私は、壇上にラフなコックコートと前掛けにジーンズとジョギングシューズで登場されるまで、失礼ながら松嶋シェフのこと存じ上げなかったのですが、松尾市長ともお話がはじまると、松嶋さんにすぐに惹き付けられるのがわかりました。


ニースは、地中海に面して海の幸とまわりを山に囲まれている地形で、ハーブや野菜、そして海の幸に恵まれた土地だそうです。世界中からバカンスに訪れる人気の観光都市ですが、食を通じた観光を積極的に打ち出していて、行政も協力にバックアップしているという話でした。


海に面して、海の幸に恵まれ、周りを小高い山に囲まれて、鎌倉野菜も人気の鎌倉としては、とっても興味深い話です。


20歳で渡仏して、フランスで自分の店を持たれてというサクセスを現在進行形で突っ走っている人気シェフ。

現在3週間をフランスで、1週間を東京のお店を見るために帰国しているそうで、毎月のようにフランスと日本を行き来しているそうです。


そのため、海外から見た日本、鎌倉という視点でいろんな話をされて、日本や鎌倉の潜在力が、自分たちには当たり前すぎて気がつかなかっただけで、たっくさんたっくさんまだまだあるんだよということに気がつかされました。


最初は、ちょっとラフなシェフだなー・・・という第一印象が、あっというまに尊敬のまなざしへ。話し方の落ち着き方もかっこよかったです。日本だけでなく、海外でもしっかりと成功されている方の確固たる自信に、惚れ惚れしました。


写真は、二部で、シェフが実演されたサラダとニョッキです。
ニョッキはフランス語で「犬のうんこ」という名前だそうです。笑

そんなメニューをお洒落に美味しく作って披露しちゃうあたり、惚れちゃいますね。


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w.


追伸、わたくし男の人が好きというわけではありません。