2012年10月12日

ニホンミツバチの蜂蜜を求めて

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愛知県のニホンミツバチ専門の養蜂家、中島さんを訪ねる出張に行ってきました。10月に入ったのに気温30℃を超える暑い日でした。

名古屋駅から30分ほど電車でいったところの駅で待ち合わせ。初対面の中島さんと挨拶をし、養蜂場でもあるご自宅へ。自然の風が通り抜ける素敵なご自宅のリビングで、最初に説明されたのが上の写真「(取材中に)もし蜂に刺されたら!」というものでした。笑

6月末に奄美大島のパッション、マンゴーを栽培する農家谷口さんを訪れた際に、受粉用も兼ねて養蜂しているという話を聞き、それ以来、ミツバチや蜂蜜にとても興味を持っている最中、中島さんからご連絡をいただき、今回訪問をしてきました。


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中島さんは中学時代に読んだ雑誌に、花の開花に合わせて蜂の巣箱と一緒に北上する養蜂家の生活を知り、以来ずっと憧れていたそうです。

そして会社を勤め上げ、いよいよ定年を迎えるという3年前に、長年の夢でもあった養蜂に取り組むことを決心。

もともとご近所で有名な養蜂家さんの所に通いながら、蜂蜜のことや養蜂のことについて話を聞くうちに、その方からの薦めもあってニホンミツバチの群を分けてもらい、養蜂をはじめられたそうです。

以来、とても環境のよい自宅のお庭や近所に借りている畑などで養蜂に取り組んでいらっしゃるそうです。

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明治初期に養蜂の技術とともに日本に入って来たセイヨウミツバチが現在の日本の養蜂、蜂蜜生産の主流になっているという事実を最近知りました。日本ではほぼ養蜂=セイヨウミツバチという時代が明治以降長く続いているそうです。

そんな中、最近になって生態も大きくことなり、日本の在来種ということからもニホンミツバチの養蜂が見直され始めているそうです。

でも、ニホンミツバチの養蜂はノウハウが発展途上ということもあり、中島さんも最初はかなり苦労されたそうです。(試行錯誤を繰り返しながら現在は、巣箱にセイヨウミツバチの養蜂用のものを使用されています。)

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「おーい、今から開けるからね〜」とやさしくニホンミツバチに声をかけながら巣箱の中に入っている巣枠を引き上げ、びっしりとついていた蜂を巣箱に戻す中島さん。頭と顔を守る網以外は、半袖での作業。中島さんの言葉では、「刺される時は、こちら側に何か原因があるときくらい。ニホンミツバチはとても大人しい蜂なんです。」

そしてこの巣枠に作られた蜂の巣の美しいこと。初めて間近で拝見させていただきましたが、感動しました。

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巣枠にできた蜂の巣の上部のほうは、蜂蜜の水分量も減った、糖度の高い蜜が貯蔵されている部分。その部分だけを採蜜用に切り落とします。


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蜂蜜を取ったら巣枠は巣箱に戻します。これから気温が下がり晩秋から冬、そして春に向かってこの蜂蜜は蜂達の大切な栄養源でもあるそうで、適切な量をちゃんと残しておかなかいと蜂の群が弱ってしまうそうです。

もちろん、この日とれた蜂蜜を試食させていただきましたが、とっても濃厚で美味しかったです。香りや微かな酸味など甘さだけではない、味覚を満足させる美味しい蜂蜜でした。


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こちらが中島さん。

半日ご一緒させていただきましたが、中島さんのお人柄を感じることができとてもよい出張でした。

中島さんからはニホンミツバチの養蜂は、セイヨウミツバチのそれとはずいぶん違うことを聞きました。ニホンミツバチはそもそも蜂蜜のとれる量も格段に少なかったりするそうです。

でも、セイヨウミツバチと比較すると朝早くからよる遅くまでよく働く「はたらきバチ」や天敵のスズメバチに巣を襲撃されそうな時に、巣箱の入り口で、まるでサッカーの試合でPKの時に、ゴール前で選手達が並び守るような行動をとるニホンミツバチの生態にとても愛着を持たれているそうです。(そのことが採蜜をしている作業のやり方からも、とても強く伝わってきました。)

環境が悪化するとすぐに巣から「家出」でしてしまう気まぐれな習性もあるニホンミツバチ。養蜂は難しい部分もあるそうですが、中島さんは経験を積みながら少しずつ蜂の群も増え、蜂蜜の量も増えているとのこと。

現在既にご近所のケーキ屋さんなどでも販売されているそうですが、ツリープでもとても希少なニホンミツバチの純粋100%、中島さんの蜂蜜を販売させていただく予定です。

どうぞお楽しみに!!

w.