農家の娘、春の準備。
農家の3月
3月の終わりに、ようやく天気が晴れになり、
デンマークにも春がやってきた!
と外に出ると、
寒いーーー!気温0度。なんて国なのデンマーク。
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でも、季節は確実に春に向かって動いていました。
家では、庭担当のスザンナが本を片手ににらめっこ。
今年庭で育てる野菜の苗植えのための、種植え。
スザンナは、モノを作るとき必ず本を取り出す。
どんな情報もインターネットで手に入る時代に本を必ず頼る彼女が好きです。
料理用、お菓子用、野菜育てる用、花を育てる用、編み物用、
どれも大事に使い込まれた跡がある本たち。
私のお世話になっている農家は、オーガニックファームなので、
自分たちで食べる用の野菜もオーガニックでないといけません。
そして、種もオーガニックでないといけないのです。
年に1度、オーガニック検査が農家に入るのですが、
その時に種までチェックされるのだそう。
なので、そこらへんで売っている種は、買えません。
オーガニック消費量世界一のデンマークでも、
オーガニックの種を手に入れるのは、大変。
特別な場所から取り寄せます。
もしくは、自分たちで種を作ります。
今年の野菜は何を育てるか、会議をします。
私たちは、ほぼベジタリアンなので、これは重要。
デンマーク人の主食、じゃがいもは基本です。
人参、ビーツ、ラディッシュ、いんげん豆、エルサレムアンティチョーク、
赤玉葱、白玉葱、長ネギ、葉キャベツ、芽キャベツ、苺などなど
ホットハウスでは、きゅうり、パプリカ、ぶどう
想像しているだけで、夢がどんどん膨らみワクワクします。
種を蒔く前に、庭キレイにしないといけません。
つまりは庭に残っている野菜たちを食べるのです。
これが、エルサレムアンティチョーク。
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あっさりした里芋
という感じで、
生でシャキシャキしたサラダ、
煮込むとスープ
になります。
「買うと
とても高いのに、
育てると無料」
さすが、スザンナ。
種が揃ったので、よしっ、種蒔きしよう!と誘うと、
「ここをどこだと思ってるの?」
えっと、デンマークです。
「今、種を撒いたら種が寒くて芽を出してくれないわよ」
そうなの?じゃあ、どうするの?
暖房が効いている家の中で、ある程度強くなるまで育てるのだそう。
なるほど。
ということで、室内で種植え。
大きくなれよ。
この種は、特別育ちが早く、5日で食べ頃。
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コットンの上に並べて、
1日1回水をあげる。
出来たら、
はさみで
チョキチョキ。
はじめて自分で
育てたものを、
食べました。
かんたん。かんたん。
種植えが終わると、今度は、冬の野菜の保存。
ルートビーツは、うちの食卓に必須アイテム。
ピクルスを作ります。
血まみれ料理。
嘘です。
これは、
この野菜の本来の色。
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とても、
デンマーク的な食べ物。
アナスは
「これがないと、
生きていけない」そう。
レバーペーストと
一緒にライ麦パンに乗せていただきます。
スザンナの娘が遊びに来た時には、
野菜用の水配給システムを作るために、水道官を掘り当てる作業。
ご覧のとおり、なーんでも手作り。
これで春に向けて準備完了。
そして4月、芽が出始める頃、私は、農家を1ヶ月離れます。
行き先は、エコロジーコミュニティの"スヴァンホルム"。
ゆうり
ユウリです。