2009.10.02 【treep STORE】 ワーカーズシャツに新色ネイビー追加しました

2009年6月24日

ミラノ観光

3月16日 ミラノ

イタリアは、ミラノを観光しに来ました。ジャージで。

ミラノの印象は、男の人がオシャレ。
警官も、
CIMG6665.JPGカメラマンも、
CIMG6635.JPG子持ちのパパも。
CIMG6727.JPGのサムネール画像


地下鉄に乗りました。CIMG6554.JPG古い車両。
中は、日本と違って、つり革ではなく、鉄棒。CIMG6594.JPG鉄棒といえば、小学校の校庭を思い出します。
3年生の時、鉄棒にハマッて"グライダー"など技を日々編み出していましたが、
ある日、鉄棒に前歯を引っ掛けて前歯が1本抜け大騒ぎになりました。
何をどうすると、鉄棒に前歯だけが引っかかるのか、
大人になった今では、さっぱりわかりません。
そして、若気の至りのおかげで今でも私の前歯は欠けています。

そんなことより、ミラノです。
CIMG6555.JPG
地下鉄で行った先は、有名な観光地ドゥオーモ。
CIMG6561.JPG人が多くて、帰ろうかと思ったのですが、
昨日会った熊本男児が3日連続で通い続けたというので、
中に入るだけの価値があるはず。
観光地にしたのは人間で、集まってくるのも人間で、建物に罪はない。
CIMG6711.JPG
中に入ると、次元が違う空間。
座っても、
立っても、
歩いても、
目を開けても、
閉じても、
圧し掛かってくる歴史の重み。

参りました。と頭を下げたくなる程の圧倒的で静かな空気。


外に出ると、現実に戻ります。
CIMG6564.JPGどこも人がいっぱいで、つい私は、路地裏を歩いてしまいます。
CIMG6567.JPG
特に目的もなく歩くと、
こんな場所に辿り着きました。

お城っぽい。
CIMG6569.JPG
お祭りっぽい。
CIMG6577.JPGファッションの街っぽい。
CIMG6685.JPG道に迷ったっぽい。
CIMG6684.JPGドゥオーモに戻ったっぽい。
CIMG6726.JPG疲れた~。

ビールで寝る。

1人旅の良い所は、毎食パンでも文句を言われないことと
お酒をいくら飲んでも誰にも怒られないことです。

ゆうり


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2009年6月22日

イタリアでサッカー観戦

3月15日 ミラノ

昨日のおしゃべりおじさんのホステルに行くと、
おじさん今日もいる。
おじさん何も知らずに
「おっ、ゆうり。今日は予約入ってるよ」
名前覚えてるんだ。
「俺が紹介したホテルどうだった?」
事情を話すと、
「80ユーロも払ったの? マンマミーア!君、貧乏学生だろ?」
つい即答で。
「ハイ(日々勉強中です)」
おじさん同情してくれて
お昼をご馳走してくれました。

といっても、
ホステルの2軒先のカフェで
サンドイッチ&エスプレッソ。

これがまたおしゃべり2時間コース。

彼のホステルに対する情熱がすごい。
弟と2人だけで経営しているそうで、
「ここ20年、旅行なんてしたことない。1時間フロントを離れることも出来ないんだ。
 だから、俺の生活はこの半径500メートルの世界さ」
ミランでは、ホステル営業の許可は下りないらしく、
「でも、バックパッカーには安く泊まれる場所が必要なんだよ」
と家に見せかけてホステル経営。
だから、看板が小さすぎるし、
普通の家みたいなんだ。
写真撮るモノが無さ過ぎて、1枚も撮っていないです。
おじさん熱くミラノの建築法律の厳しさを細かく教えてくれます。
というか、
愚痴を聞かされます。

ミラノといえば、誰もが知る大都会なのに。
「いや、どうしょうもないよ、こんな街」
また愚痴だ。

じゃあ、ローマに移住すればいいのに。
「でも、ここは俺の街で、サンシーロスタジアムがあるんだ。
 だから俺はミラノで頑張らないといけないんだ」

"東京なんて"と言いつつ
東京に暮らし続ける日本人と同じだ。
同じように仕事が全て。
彼の悲しいのは、
仕事場=家
生活は本当に半径500メートル。
そして、
月1度の休みには、弟にフロントを任せサッカー観戦。
それがすべて。
おじさん「ACミランは俺の夢と希望さ」

サッカーはこういう人のためにある。

"ホームチーム"の応援にいろんな気持ちが掛かっている。
まだ、ここでは金持ちのためのモノではなかった。
お「ゆうりのホームチームはどう?」
私「私の家から徒歩50分の場所に競技場があって、おじさん家からサンシーロより近いし、
  自由席が、本当に自由でゴザひいて寝転がれるピクニック感覚の庶民的空間で
  すごく好きなんだ。
  選手だって、カカはいないけど、エースはミランと違って、
  ちゃんと日本人だし、ガンガン攻める魅力的なチームなんだから」
おじさんに釣られてホームチームについてアツく語ってしまいました。
「こういう話が聞けるから、ホステルは止められないんだ」
と、嬉しそうに聞いてくれます。
そっか、だから、おじさんは生き生きしているのね。

おじさんに、サンシーロ観戦でのおススメの席を教えてもらい、
その前に見ておくべき観光ポイントも教えてもらい、
スタジアムで食べるものまで教えてもらい、
「知らない男に声掛けられても無視するんだぞ」
とアナスと同じ注意を受け、
サンシーロへ。

CIMG6605.JPG
イタリア男って、噂通り。
いや、想像以上。

タダでさえ色気のない私が、更にジャージを着て色気度数-20度
というのに、
ひっきりなしにイタリア男が寄って来る。
最初は、物珍しく
「ハイハイ、元気があってよろしい」と思いながら、
おじさんの忠告通り無視。love gooo.JPG
しかし
余りのしつこさと、
距離の近さに、
思わず、

「シャー!!グヮー!!」

うちの猫の威嚇法。

イチャイチャしようとするとよくやられました。

見かけと違って繊細な
この子に会いたいです。

大事なことは
みーんな猫に教わった
(byスージー ベッカー)
me too


これはきっと、
"女子1人"という単位がいけないんだ。
と、チケット売場にいた日本人男子に声を掛ける。
CIMG6614.JPG2人いて、
1人は、「将来カメラの仕事したいっす」と大きな一眼レフを持ったイケメン。
大学の卒業旅行で1ヶ月のイタリア旅行中の無口な熊本男児。

もう1人は、2週間イタリア旅行中のヤバイ星人。
「イタリアでサッカー見るってヤバイじゃないですか。
 本当は、ACミランの試合見たかったんすよ。
 ベッカムとかいるし、女の子に自慢できるじゃないっすか、ヤバイっすよね」
若い・・・。
「ヤバイっすよ。本場で生観戦なんてヤバイっす。
 インテルってそれなりに有名じゃないっすか?誰がいるんすか?」
ホステルのおじさんにおススメされた席チケットを買うと、
「その席ってどれくらいヤバイっすか?」
その質問
答え方がわかりません。
若者の言葉ってヤバイ・・・。
がんばれ、私。
私「マジでヤバイと思うよ」
これ合ってる?と反応を見ると、
ヤ「マジヤバイんすか?ヤバイ、どうしよう!!」
合っていたらしい。
よかった。まだ、私も若者だ。
でも、なんだか疲れるからサッカーファンの熊本男児と話をすると、
熊「イタリア来て1週間なんすけど、初海外で何していいかわかんなくて、
  ホテルでゴロゴロして、3日連続でドゥーモ行ってボーっとしてたっす」
なんて勿体ない!!なんて若い!!
そんな2人と3人でサッカー観戦。
スタジアムに入るCIMG6641.JPG
CIMG6642.JPG確かにおじさんの言う通り、今までで一番いい雰囲気
に浸っている暇なく。
ヤバイ星人は「ヤバイっす」連呼。
熊本男児は、ひたすらシャッターをきる。
フィーゴファンだと言うと、
熊「フィーゴ正直、90分はキツイっすよね」
私「うるさいっ!でも5年前まで銀河系選抜の10番付けてた男だよ」
そして、試合。
CIMG6643.JPGインテル対フィオレンティーナ。イタリア1位と4位の対戦。
いい選手が揃っているはずなのに、
試合は、王様(イヴラヒモヴィッチ)とその他大勢。
サッカーは走るスポーツなのに、王様は、よく歩く。
その度に、
"主役待ちー"の時間が流れる。
王様が、たまに走ると、すごい身体能力。
ビヨーーンと足が伸び、ズドンと決める。
次元の違う上手さ。

でも、
性格が最悪。

マイヒーロー、フィーゴが後半最初から交代出場。
CIMG6661.JPG
確かにフィーゴは、衰えた。それは、贔屓目で見ている私も認める。
でも、王様はマイヒーローを完全にバカにしたプレー。
チームメイトなのに。
フィーゴが王様にパスを出した瞬間に「お前のパスなんて取れるか」と歩き出す。
チームメイトだろっ!
王様とフィーゴの間に出されたパスを2人で争い、
マイヒーローを「邪魔だ」とばかりに両手で突き飛ばした。
よろめくフィーゴの猫背が哀愁漂う老人に見える。
やりすぎだよ!君!!
もう、お前応援しない。
と思ったけど偶然撮れたゴールの瞬間。

試合は2-0で、インテル。
全得点、王様。

明暗くっきり。
絶頂期のフォワードと、
年を取ってしまったドリブラー。

マイヒーロー最後の勇姿は、
同情すら覚える程、悲しい光景。

しっかりと見納めて、納得。

ゆうり

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2009年6月18日

ながーーーい1日

3月14日 マンチェスター → ミラノ


サッカーの試合は、ほとんど土日に行われます。

なので、上手く日程が合えば、
土曜も日曜もサッカー観戦が出来ます。

そして、私の見たい試合は、
土曜と日曜に1試合ずつ。

これは、見に行かないと。

ただ、問題がひとつ。
土曜の試合は、イギリス。
日曜の試合は、イタリア。

なので、強行スケジュール。

昼にマンチェスターでサッカー観戦した後、
即、飛行機に乗ってミラノへ移動。
次の日、ミラノでサッカー観戦。

アイドルみたい。

計画は、万全。
格安航空券も取れたし、
泊まるホステルも予約済み。
強行スケジュールなのに、安い。
やるじゃん、私。

昼間、
マンチェスターユナイテッドのリヴァプール戦。
この首位決戦は好カードなので
楽しみにしていました。
スタジアムに向かって歩いていると、
何かが変。

私、人の流れに逆流してる。

どうして駅に向かって歩いてるの?
何があったの?
と道行く人に聞いてみると、
「試合、終わったよ」

えーーー。
試合って3時からじゃないの?

「昼からだよ。でも見ないで良かったね、ボロ負けだったから」

ツイてない。

でも
ダフ屋から買う予定だった、
チケット代が浮きました。

気を取り直して空港へ。CIMG6538.JPG
浮いたチケット代で免税店。
家族へのおみやげが沢山買えたので良しとしよう。

ミラノに着いたのは24時。
これは、予想済。

ここからバスと地下鉄を乗り継いで
ホステルに着いたのは2時。
フロントの人が怒り気味。
「君、何時だと思ってるんだい」
すみません、遅くなってと
チェックインお願いすると、
「君の予約入ってないよ」
えーーー!
調べてみると、明日の予約リストに私の名前。
完全に私の予約ミス。
しかも、
「今日は、満室」
マンチェスターから大荷物で移動してきていたので、
疲れて、動けません。
じゃ、ここで寝かせて。とフロントの椅子を指すと、
「友達がホテル経営してるから聞いてあげる」
と電話をかけて徒歩5分の場所にあるホテル予約をとってくれました。
値段は、ホステルの2倍。
「ここはミラノで、今日は週末の夜なんだから。
部屋があるだけ奇跡だと思いな」
いい人で良かった。
「明日、サンシーロでサッカー観戦するからミラノに来たんだ」と話すと、
おじさんテンション2倍アップ。
寝ている弟を起こしてきて、
「こいつインテルファンなんだ。ほら、シーズンパス見せてやれよ」
弟は、眠そうに胸にぶら下がっているシーズンパスを見せてくれます。
え?そこから出てくるの?
弟「うん、いつも首から提げてるんだ。寝るときも一緒なの」
聞くと弟は、38歳。
寝巻きなのか、スウェットのズボンのゴムが伸びきっていて、
おしり半分出ています。
兄「俺はミラニスタだから明日は行かないけど、
サンシーロのスタジアムは、最高なんだ!!写真見せてやるよ」
おじさんのスイッチを押してしまいました。

気付くと1時間。

おじさんが、「あ、しまった」
ん?どうしたの?
「ホテルの友達に5分後に着くって言ったんだ。早く行け」
えーーー。

急いでそのホテルへ行くと、
フロントは空。

そんなーーー。
しょうがない、ホステルのフロントで寝るかと、
ホステルのチャイムを押しても無返答。

時間は、3時。

どうやら、
私は今ピンチらしい。

片っ端からホテルを尋ねる。

どこもフロントが空。

やっと見つけたホテルのフロントマンは、
70代位の男性。

当然のようにイタリア語のみ。
"ハウマッチ"も通じない。

こうなったら、
"ほんやくコンニャク"。
でも、ドラえもんは、イタリアにはいないので、
大きな身振り手振りと筆記で、
コミュニケーション。
何とか理解した情報によると、
1部屋だけ余っていて、80ユーロ。

ホステルの4倍か・・・。
痛い。
「10分後にまた来ます」と言っても伝わらないので
10minと書いて伝えて、
ホテルを出て、最後のチャンス。
もう1度ホステルに戻りチャイムを鳴らす。
出ない・・・。

しょうがない。
とにかく疲れたから休もう。
と、その高いホテルに戻ると、
新たな問題が発生。

黒人の若いカップルが
チェックインしようとしています。

しまった、一歩遅かった・・・。
ホームレスだ・・・。

そしたら、
老人が毅然と、
「この娘が先に予約済み」とその黒人に言い放ちました。
イタリア語が理解できた、奇跡の瞬間。

ゴチャゴチャとごねている黒人さんに、
「これを見ろ」
と、その黒人さんに見せたものは、
私が書いた"10min"の文字。

このコミュニケーション方法のおかげで何とか部屋確保。

ついていない1日を何とか終わらせることが出来そう。

と部屋で荷物を降ろしたら、
免税店の買い物袋がない。

手に持っていたはずが、
いろいろ歩いた時に、どこかに置いて来てしまったらしいです。

ショック・・・。

何てツイていない日なの。

こんな時は、
アナスのライ麦パン。
これを食べると落ち着く。
アナスに無理矢理持たされたパンに救われた。
私、しあわせ持ってたわ。

コレと財布とパスポートがあれば生きていける。
しかも、
寝るベットもあるし、
しかも、
久しぶりの自分専用シャワーにトイレもあるし。
何てゼイタク!!

突然のご褒美に気付いて
大はしゃぎの午前4時。

ながーーーい1日に
おつかれさま。

ゆうり

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2009年6月14日

リヴァプール&マンチェスター観光

3月12・13日 

これだけコインの種類が多いと、
数える気になりません。
CIMG6463.JPGこんな時は、エイッと
電車の自動券売機に、とりあえず全部入れてみる。
買えた切符の行き先は、リヴァプール。

ということで、
マンチェスターから、電車で1時間。
リヴァプールに行ってきました。
CIMG6379.JPG

ビートルズの故郷。CIMG6339.JPG
ロックの街

というよりは、

パンク。
CIMG6331.JPGCIMG6378.JPGベビーカーを押すママも、
パンクの匂いでした。

CIMG6337.JPG街行く女の子たちが
ここの紙袋を持っているので、
私も入ってみると、
すごい種類の安い服たち。
ワンピースだけでも
200種類以上。
CIMG6347.JPG
買物=女子
かと思いきや
この街では
男子ショッピング率も高い。
さすが、
ビートルズの故郷。


歩き疲れて入った美術館(無料)。
CIMG6358.JPGスポーツファッション特集で、
NIKEスニーカー、FILAジャージの年代別コレクション、
スポーツ選手がモデルをしたファッション広告、
写真撮影禁止でしたが、とても楽しくて、

もう1つ!

と入った隣の博物館(無料)の名前がすごい。
ワールドミュージアム。
この世界博物館に広がっていた世界は、
CIMG6368.JPGサッカー、
音楽、
水族館、
宇宙、
昆虫。
CIMG6370.JPGCIMG6374.JPG
昆虫って
展示するもの?
世界博物館に?
それにしても
すべてが、少年目線。
これは
"男子の世界"博物館
に違いない。


そんなこんなで
リヴァプールの印象は、
パンクで男子的な街でした。


次の日は、
マンチェスター観光。
朝イチに、サッカースタジアムツアー。CIMG6434.JPG南アフリカの集団と一緒。
2010年ワールドカップのための視察だそう。
CIMG6409.JPGCIMG6421.JPGCIMG6430.JPGロッカールームに
キャーーー。
選手入場口に
キャーーー。
控え選手用ベンチに
キャーーー。


はしゃぎまくり。


午後は、マンチェスターの街を散歩。
教会?と思って入ったのですが、
CIMG6496.JPG教会で
美術館で
図書館。CIMG6489.JPGCIMG6490.JPG
天井高くて、
窓のステンドグラスが
キレイで、
椅子に寝転んで
上を見ていたら、
いつの間にか
寝てしまいました。
気付けば、2時間。
居心地がすごく良くて気に入りました。


マンチェスターアートギャラリー
CIMG6445.JPGCIMG6446.JPG
展示がまとまりなくて、面白い。
「これ面白くない?これも、これも」と
新しいモノ好きな男子が
雑多に並べてしまっている感じ。


街の端っこにある、
この博物館も、男の子目線。
CIMG6507.JPG鉄道、
産業、
服、
宇宙
と何でもあり。CIMG6504.JPGCIMG6513.JPG
アナスが喜びそう。

子供に見せるフリして
自分が思い切り楽しんでいるパパをたくさん目撃。

美術館、博物館はどこも無料。
「さぁ入って入って。いいのよ、お金なんて。
 こんな田舎町に来てくれただけでもありがたいんだから」
みたいな心意気が感じられて嬉しい。

しかも、
面白くて、サービス満点。

これだから、小さい街が好き。

ゆうり

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2009年6月 9日

イギリスでサッカー観戦

3月11日 マンチェスター


マンチェスターに到着。
ずっとこの日を待っていました。

朝から、何度も試合のチケットを確認しては、
ニヤける。
街中がサッカー色に見える。CIMG6268.JPG
アドレナリン放出中。

試合は夜8時からなのに、
マンチェスターに着いてすぐ、
オールドトラフォードに向かう。
私と同じ行動をとるのは、
気合の入ったインテルファン。CIMG6258.JPG
CIMG6272.JPGなぜかイタリア人は見てすぐわかる。

CIMG6282.JPG
マンUファンは、まだいない。
さすが、去年のチャンピオン。
余裕だ。

無駄にディナー付チケットなので、
試合前、
テントの中でディナー。
CIMG6294.JPGCIMG6292.JPG雰囲気は、結婚式の披露宴。
手品師や、クラブの会長が席を盛り上げる。
大げさな空間に
ジャージの私。

しまった・・・。

でも、
隣に座ったおじ様2人組が紳士で、
ジャージのチビに気を使って話しかけてくれる。
「学生さん?」と聞かれ、
つい、即答。
「はい!!」
日々勉強中です。
2人はマンチェスターユナイテッド(マンU)のファンで、
イギリスの南の方から、この試合のために来たのだそう。
ギグスのファンだそうで、
「彼は、家族を大事にしていて、人柄が巣晴らしいのさ」
感想もジェントルマン。
真のファンは、褒める所がプレーだけじゃないんだ。
ロナウドは、嫌い?
と聞くと、
「彼も、好きだよ。うちのチームにいる内はね。
 ベッカムがいた時は、彼も好きだったんだよ」
紳士な意見だ。

それにしても何故、
60歳過ぎの男の人って、眉毛が長いのでしょう。


試合開始30分前に、
おじ様2人と、
オールドトラフォードの中に入る。
CIMG6302.JPG
いい雰囲気。

マンUファンにとって、
イタリア1位チーム、インテルの中で1番の敵は、
この人。

余裕だ。

実力も違った。
圧倒的に、マンU。

CIMG6306.JPG事実上の決勝戦と言われていたのに、
イタリアのリーグとイギリスのリーグに
いつからこんな実力差が出来たんだろう。

こんなに強いチームの中で
一番歓声があがるのが、
ユース出身のギグスでもスコールズでもなく、
イギリス代表のルーニーでもなく、
ロナウド。

ロナウドが、ボールを持つと、
スタジアムが轟音をたてる。
その瞬間、鳥肌がたつ。

この感覚。
現地観戦じゃないと味わえない。

ロナウドが2点目を決めて、
観客席は大変な騒ぎで、もみくちゃ。

でも、私のもう1つの目的は、まだ。
大好きな選手、フィーゴ36歳を見たいのです。

アップするフィーゴ発見。
CIMG6310.JPG 後半25分フィーゴ参上。
>

CIMG6315.JPG
これだけで、涙が出そうになる。
CIMG6317.JPGCIMG6319.JPG
ドリブルしても、
フリーキック蹴っても、
観客は反応しない。

ロナウドと対照的。

ああ、
時代は、変わったんだ。

でも、私は応援するよ。
脇役になってしまったフィーゴを
一生懸命目に焼き付ける。

試合終了。
>CIMG6322.JPG
浮かれムードの赤い光の中、
見たかった選手全員見れて、
満足しているのに、
なんだかほろ苦い気分でした。

ゆうり

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2009年6月 8日

ちょこっとロンドン

3月10日 ロンドン


せっかくイギリスに行くんだから、
ロンドンに行っておこう。

と、1日だけのロンドン。
CIMG6199.JPG
空港に降り立つと、
聞こえてくる音が全て英語。
英語って何てわかりやすいの!!
と感動。
全部の会話に参加したくなる。


CIMG6203.JPGデンマークより
ずっとあったかくて、
桜が咲いているのを見つけ、
花だ~。
匂いが春。
「デンマークの冬はほんっと寒くてつらかったのよ~。春をずっと待ってたの」
とそこを歩く人に、話しかけたくなります。
やりませんが、
それくらい春の色と匂いは明るい気分にさせます。


下を見れば、
日本と同じ右車線道路なので、
それを注意する文字が至る所に。
CIMG6211.JPG
すべてが新鮮。
これが、旅ってヤツね。

今回は、
サッカーに集中するため
ホステル泊。

ひとまずホステル。
のつもりが、
上見たり、下見たり、聞き耳をたてたり匂いをかいだりしていて、
3時間かかり
疲れた、寝る。
と言っている体。
1日しかない時間。

観光を選ぶ
貧乏性の私。

ロンドンは、大都会。CIMG6246.JPGCIMG6253.JPG 観光名所が沢山ありすぎて、
情報化の渦に飲み込まれそうになったので、
落ち着け、私。
と、
本を閉じて、
とりあえず、地下鉄に乗ってみる。

このマークのTシャツ着てる人、見たことある。
ロンドンの地下鉄だったんだ~。

お客さんが沢山降りるので、
とりあえず、私も降りてみる。

すると、そこはロンドン橋。
>

CIMG6234.JPG
写真で見たことある。
でかい。
CIMG6219.JPGCIMG6229.JPGCIMG6233.JPG
雨。
これが噂のイギリス天気ね。

人がいっぱい。

様々な人種の人。

デンマークでは、ほとんど白人しかいなかったので、
ビビる。
歩く速度がみんな速くて、
踏み潰されるかと思った。

ちょっと歩いただけで、
規模の大きさ、
人種、
歩く速度、
全然違って、
刺激的。

小さな国デンマークから来た私には、
大都会ロンドンは、
雰囲気だけで
お腹いっぱい。

帰って、寝る。

明日は、大事な試合だから。

ゆうり

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2009年6月 7日

だって好きなんだもん。


私、サッカー好きなんですよ。
と言うと、よく聞かれる質問があります。

「どこチームのファン?」

私は、ポルトガル代表のファンです。

すごい
大ファンです。

このゴールを見て、
この猫背に一生付いていこうと思った、2000年の夏。

空気が揺れたのをテレビ越しでも感じました。
この空気、生で感じたい。

翌年、スペインのマドリッドで、
レアルマドリード VS バルセロナを観戦して思ったのが、
猫背は10番じゃなくて
やっぱり7番が似合う。

2002年の日韓ワールドカップ
ポルトガル代表を生観戦できる絶好の場。
その前年に"世界一の選手で賞"をもらった猫背
彼のいるチームは、
優勝候補。
決勝以外は、韓国での試合。
気合を入れて、
単身、韓国で1ヶ月住むことにしました。
ところが、
優勝どころか、
予選敗退。
たった3試合、1週間で
ポルトガルと私のワールドカップは終了しました。

優勝するつもりで買っていた帰りの航空券は、
4週間後。

予想外の時間を持て余した私は
トッポッキ食べたり、
マッコリ飲んだり、
韓国の友達と、
大流行していた"ヒディングガッツポーズ"の真似をしながら
遊んで過ごしました。

この経験で思ったことは、
韓国料理はおいしい
ということと
2年後のヨーロッパ選手権でリベンジ。

そして、
2004年。

自国のポルトガル開催、
若手のクリスチャーノ・ロナウド、クアレスマの台頭、
デコの帰化、
10番と、7番のこの大会での代表引退宣言。
最高の条件が揃っていました。
私のユーロ2004貯金も準備万端。
そしたら、
当時の彼が
「新婚旅行って名目だったら仕事休めるから一緒に行こう」
と言ってきました。
オッケー、じゃ、ソレで。
チケット2枚買っとくね。
ねえ、これだけのメンバーってすごくない?
ウィング誰だと思う?
私はね~、やっぱフィーゴかな。
楽しみだね~♪

次の日、
私の携帯が鳴り止まない。
いろんな人から、
「聞いたよ~、おめでとう!!」

なに?

彼母から、
「それでね、ドレスのことなんだけど、私の着たドレスがあるの・・・」

ちょっと、待て。

名目でって言ってなかった?

ソレって、
もしかして、
そういうこと???

私、ソレ全然興味ないんですけど。

誰も聞いてくれず、
いろんな人と事が動き出し、
ソレには、
お金と準備がとてもかかり、
私のユーロ2004貯金が一瞬で消え、
チケットが私の手元に届いた頃には、
それどころでは無くなっていました。

ポルトガルが大活躍して、
準優勝するのを
ブランジェ浅野屋のパン"軽井沢レザン"を食べながら、
ソレの準備に激ヤセしながら、
行きたかったと独り言をTVに呟きながら見ていました。

それはそれは、
バランスの取れた愛嬌のあるチームで、
クライベイビー、ロナウド君と一緒に何度も泣きました。

しかも、ソレの後がまた大変で、
この男がダメンズでパチス・・・。
って、
この話は長くなるので自伝にでも書くとして、


大きくバツを一個もらった通信簿に書かれた先生の言葉は、
「だから考えてから行動しろっていったでしょ、アホ」
「30過ぎで貯金ゼロの男って時点で気付けよ、アホ」
でした。
友達は、あったかい。

長くなりましたが、
その位
ポルトガル代表が大好きです。

ちなみに、4年に1度のヨーロッパ選手権
ユーロ2008観戦用に、
このワーキングホリデイを6月に間に合わせようと試みましたが、
6月に仕事を抜けたら、
外見ヤクザ、心は乙女な上司に殺される
と空気を読んで、
断念しました。
私も少しは大人になりました。

でも、
2007年ポルトガルに行って、
ポルトガル代表ユーロ予選と
永遠の10番ルイコスタの試合
ベンフィカ対ACミラン(マルディーニ付き)は
ちゃっかり見てきました。

最近は、クリスチャーノ・ロナウドに
キャッキャしていますが、
マイヒーローは、
やっぱりフィーゴ。
あれから9年・・・。

たぶん最後のチャンス。

"フィーゴを見納めサッカー旅行"が、
このワーキングホリデイの
ひとつの目的でした。

そしたら、
チャンピオンズリーグ決勝トーナメントが発表され、
インテルVSマンチェスターユナイテッド。
わぉ。

フィーゴも見れて、
クリスチャーノ・ロナウドも。

神様ありがとう。
これを見に行かなくちゃ。
CIMG6195.JPG正規のルートで買って
チケット代が、
280ポンド。
無駄にディナー付。

CIMG6192.JPG まったく、
サッカーは、
いつからお金持ち用のスポーツになったのか。

私がエルクラシコ見に行った8年前はねぇ、
って、オバチャンみたいだ。

私も、大人になったわけだ。

ゆうり

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2009年6月 6日

魔法の手

CIMG5848.JPG3月9日、
私がお世話になっている農家は
作業を休んで
お祝いの日。
CIMG6185.JPG
この家のご主人
スザンナの51歳の誕生日。

朝食は特別にパンを焼き、誕生日メニュー。
CIMG6188.JPG
この日のことは、
アナスからずっと、相談を受けていました。
サマーハウスで過ごそうか、
プレゼントは、何にしようか。

そのアナスの張り切りように、
私もプレゼントを1ヶ月掛けて準備しました。

私は、お金がないので、
出来ることは1つだけ。
映像を作ること。


1つは、
スザンナの友達がこの農家に遊びに来たとき、
撮った映像をつないだ動画。

もう1つは、
写真のスライドショーに音楽を付けた動画。
これを作るために、
スザンナの写真を50枚頂戴とアナスに相談すると、
「この中から好きなものを使いなさい」と渡されたものが、
2万枚写真の入ったDVD。

IMG_5178.jpg2万枚って、
多すぎるよ!

全部見ました。

そこには、
アナスの
スザンナに対する
愛が詰まっていて、
2人の歴史を見た気分でした。


アナスのプレゼントは、鳥を見るための望遠鏡。
CIMG6191.JPG私のプレゼントは、
USBメモリー。

小さい・・・。

「ありがとう」
とポケットに入れるスザンナ。

どうしよう、
がっかりしたかも。


この日は平日。

スザンナは、いつも通り会社へ出勤。
アナスと私はコペンハーゲンへ。


私も大っきくて派手なプレゼントにすれば良かったかも、
とウジウジ反省。


夜は、
アナスの上の息子家族が予約してくれた
イタリアンレストランで誕生日ディナー。
CIMG6197.JPGその席で、
スザンナは、
ずっと私の作った動画の自慢。

「会社で見てたら、
 あの子とあの子がこの動画欲しいって、
 しつこく言ってきてね・・・」

「この動画は
 最初こうでこうでで最後にはこう落ち着くのよ。
 そのときの音楽がまた良くてね・・・」

あぁ、
ちゃんと見てくれたんだ。

普段、
人を褒めない母スザンナ。

直接、私に言わずに、
人に自慢する形で喜びを伝えてくるトコロが、
スザンナらしい。


デキル女スザンナは、
人にも自分にも厳しい完璧主義です。
CIMG5737.JPG平日は、
仕事から帰ってきて、
家の
リノベーション作業。

仕事が休みの日は、
一日中
農作業。IMG_5370.jpg

車の運転は、
必ず
自分でやらなきゃ
気が済まない。

一番厄介で
汚い仕事は、
人に任せず
自分でやらないと
自分を許せない。

結婚10周年記念に貰った大きなダイヤモンド指輪は、
農作業で汚れると困るから
大事に引き出しの中に入れたまま。

そんなスザンナは、
頑張り過ぎて、
時々
ガクンと折れる。


弱さや甘えを見せる相手は
たった1人。

旦那アナス。


そして、
アナスが「だいじょうぶだよ」と背中をさするだけで、
スザンナは、元のデキル女に戻る。

アナスの手は、
魔法の手。

それは彼女だけにしか
効かない魔法。


夫婦ってそういうことなんだろうなぁ。


魔法の手を味方に持っている人には
かなわない。


うらやましいなぁ。

CIMG5024.JPG代わりのきかない"ゼッタイ"が隣にいるって、
幸せだなあと、この夫婦を見て思う。
そんな思いを込めて作ったので
なおさら
喜んでもらえて
よかった。

そして、私は
次の日から、イギリスへサッカー旅行。

ゆうり

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2009年6月 2日

デンマークでサッカー観戦

2月19日
それはとても寒い日でした。

でも、私は出かけなければいけません。

なぜなら、
CIMG5943.JPG
UEFAカップの決勝トーナメントに
デンマークのチームが残っているからです。

そのチームは、FCコペンハーゲン。

相手は、マンチェスターシティ。
去年までレアルマドリーの10番をつけた男
ロビーニョがやってきます。

これは行かなければと、2ヶ月前から計画を立てていました。

この農家に来てから、
初めての
一人でおでかけです。

心配性な、両親が、いろいろアドバイス。
「知らない人に付いて行ったら駄目だよ」

「酔っ払いには近づくな」

「寒いから、スキーウェアを着てスキーブーツ履いていけ」

「チケットは持っているのか」

「財布は、バックに入れずに、内ポケットに入れろ」

「ユニフォームを着ると、負けたとき襲われるからどっちのユニフォームも着るな」


一応、
もう30歳だし、

日本からデンマークまで
一人で来れたし、

田舎からコペンハーゲンに行くだけでしょ。

一人で出来るよ。

初めての一人でお出かけ

行ってきます。


競技場に着いてみると、
試合始まる2時間前なのに、
酔っ払いだらけ。

そういえば、FCコペンハーゲン(FCK)のスポンサーが、
ビール会社。
CIMG5951.JPGなるほど。

サッカーの試合に酔っ払いって、
ちゃんと見ようよ、サッカーを!
と説教したくなるけど、
両親に酔っ払いに近づくなと言われているので、
そのままスルー。


競技場に入ると、

男子率高っ!

そして、
なぜか
食べ放題のビュッフェ。
CIMG5966.JPG

そして、
雪。
CIMG5987.JPG<寒い・・・。
私の常識にないことだらけ。

スザンナに借りたスキーブーツが最高。
CIMG6000.JPGありがとう、スザンナ。

こんなに寒い思いをして待っていた
ロビーニョが冬眠中らしく、
パスも来ない、
ドリブルもつまづく。
CIMG6005.JPGスターの輝かない試合は、
正直、つまらなく、

この子ばかり追いかけていました。CIMG5978.JPG


1点目は、マンチェスターシティ。
キーパーの凡ミス。
CIMG5995.JPG

0-1で迎えた後半

早々に、
FCKが同点。
控えめにガッツポーズ。
CIMG6008.JPGあ、やっぱりFCKのファンだったのね。

やっぱりマンチェスターシティが追加点。
寒さが身にこたえるね。
CIMG5981.JPG

でも、
ロスタイムにFCKが奇跡の同点弾。
CIMG6009.JPG

試合自体は、
最後の最後で盛り上がりを見せ、
両親の心配も杞憂に終わり、
安心安全ですごせたけど、
寒い中でサッカーを見るもんじゃないな~
イタリアでも行って来ようかな~
と思いながら帰路に着きました。


ゆうり

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2009年6月 1日

ゲスト月間 第3弾 ボーイフレンド襲来

りんご農家の2月は、
ゲスト月間でした。

CIMG6044.JPG
フランス人マックスが帰った次の日、
最後のゲスト、
アナスの最大の敵
私のボーイフレンドが日本からやってきます。


彼を迎えに行くのは、
アナス


ではなく、


でもなく、

スザンナ。

彼がコペンハーゲン空港に到着するのが、
ちょうどスザンナの仕事終わりの時間なので。

「私が迎えに行くわ」


なので、
彼の顔がわからないスザンナのために
彼の写真を見せると

「若いわね、いくつ?名前は?」と
具体的なことを聞いてくる母、スザンナ。

それに対して父アナスは、
「どうしてアジア人の男は写真撮るとき笑顔を見せないんだ」

すでに戦闘モード。

「俺が厳しく笑顔の作り方を教えてやらないとな」
と楽しそう。
「彼は当然、農作業用の服を持って来るんだろうな」

いやいやいや、
2日しかいないから、
観光しようよ。
IMG_5530.jpgIMG_5524.jpg
「うちのファームに来たゲストは全員働くんだ。
うちの3歳の孫ですらトラクターの運転するんだから」 
と言いつつ、ちゃんと観光ガイド用に、
いろいろ調べて用意してくれているアナス。

彼にも、こんな2人を見せてあげたいなと思っていました。


当人の彼は、

よくしゃべる割には、
いつまで経っても
私の名前が呼べない。

そういう子です。

私に話しかけるときも、
名前を呼べないもんだから、
呼びかけるワードを避けるため、
肩を叩いたり、
私のほうを指差して、「・・・は、」と
私の名前を言ったつもりで話し始める。

うーーん、
中学生男子みたいだ。

そんな彼が
ちゃんとコミュニケーション取れるのかしら。

すこし
心配。

彼が来る日。

私とアナスは留守番なので、
いつも通りのはずなのに、
朝起きると、

ビックリ。


アナスが正月以来、
髪を切って髭を切り揃えて
正装しています。


スースーする頭が気になるのか、
鏡を何度もチェックするアナス。

それ、私の役目じゃない?


しかも、アナスは、彼の乗った飛行機がキャンセルされていないか、
時間通り到着するのか、
30分おきにインターネットでチェック。
ずっと、ソワソワしています。

それも、私の役目じゃない?

花を摘んできて、活けるアナス。

それも・・・。CIMG6105.JPG


そうこうしていると、
夕方。

スザンナと彼が到着。

ドアまで飛び出して行ったアナスは、
いつものゲスト以上に
どうしていいかわからず。
スザンナへのお帰りなさいのキスも忘れて
モジモジと立っています。

娘のいないアナスは、
「娘のボーイフレンド」というモノに
どう接していいのか
わからない様子。

そしたら、
彼が自分の名を名乗り、
自分から握手。

ああ、よかった。
彼は、5歳児よりも大人だったわ。


早速夕飯。

よく見ると、スザンナも少しお化粧していて
いつもと違う雰囲気。

硬いままのアナスに、
スザンナ
「アナス、何か聞きたいことがあったんじゃないの?」
出来る女は、いつでも冷静です。

アナス「そうそう、君は、何をやっているんだい?」

それに対して、

彼が
自分の親の仕事から話し始め、
自分の生まれた場所の説明を始めます。


え?

そこから?

長くなるなーーー

アナスは多分、今の仕事のことを聞いてるのに、
と思いながらも、
口出しせず、黙って大好物の魚ラザニアを食べていましたが、

必死になって、
小学生のときの話とか、中学生のときの話とかを話す彼の姿が
何だかおかしくておかしくて、
でも
笑っちゃいけないと
必死で笑いをこらえていました。

彼が話している途中から、
アナスも自分の生い立ちと比べて、
いつの間にか
アナスの生い立ちの話に。

大学時代、化学を専攻していたから、
自分たちでお酒を作ってビーカーで飲んでたんだとか、
お酒をどう作るか知ってるか?
こうこうこういう化学式にのっとって・・・・・・・・・

もっと、長くなる・・・。

しかも、
緊張と興奮で
ワインをガバガバ飲んでいるもんだから
よくわからない方向に進んで行くアナスの話は止まらない。

それを止めることなく
「石器時代の話だから」と突っ込みながらも
必死なアナスを優しく見つめるスザンナ。

緊張しながら
楽しくもない話を一生懸命聞いている彼。

それを見ながら、

この空間にはたくさんの愛がつまっていて

とてつもなく、
今、
しあわせだ。


来てくれて、
ありがとう。


結局、飲みすぎたアナスは寝てしまい。

アナス劇場終演。


次の日
CIMG6110.JPGIMG_5592.jpgCIMG6111.JPG
すっかりリラックスした
ツアーガイド、アナスに連れられ、
観光。

結局、
彼は何も話さず、
アナスの話を聞いてあげただけなのに、
気に入ってしまって、
「これを見てみろ、これを食べてみろ」と
大サービス。

最後には、
「ゆうりは、うちの大事な娘だから、お前にはやらん」

いつもの"あまのじゃくアナス"に戻って、
余裕の一言が言える程。


男って、
認めてもらわないとダメだし、
認めさせたいものなのね。


そんなこんなで、
アナス最大の敵は、
日本に帰っていきました。


彼が帰った後、
写真を見てみると、
笑顔を作ろうと頑張って引きつった彼の顔に、
アナス、
「これだから、アジア人の男は・・・」
CIMG6103.JPGそういうアナスの笑顔も引きつっていて、

スザンナ
「これだから男って・・・」

これだから家族って


いいなぁ!!


ゆうり

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