ながーーーい1日
3月14日 マンチェスター → ミラノ
サッカーの試合は、ほとんど土日に行われます。
なので、上手く日程が合えば、
土曜も日曜もサッカー観戦が出来ます。
そして、私の見たい試合は、
土曜と日曜に1試合ずつ。
これは、見に行かないと。
ただ、問題がひとつ。
土曜の試合は、イギリス。
日曜の試合は、イタリア。
なので、強行スケジュール。
昼にマンチェスターでサッカー観戦した後、
即、飛行機に乗ってミラノへ移動。
次の日、ミラノでサッカー観戦。
アイドルみたい。
計画は、万全。
格安航空券も取れたし、
泊まるホステルも予約済み。
強行スケジュールなのに、安い。
やるじゃん、私。
昼間、
マンチェスターユナイテッドのリヴァプール戦。
この首位決戦は好カードなので
楽しみにしていました。
スタジアムに向かって歩いていると、
何かが変。
私、人の流れに逆流してる。
どうして駅に向かって歩いてるの?
何があったの?
と道行く人に聞いてみると、
「試合、終わったよ」
えーーー。
試合って3時からじゃないの?
「昼からだよ。でも見ないで良かったね、ボロ負けだったから」
ツイてない。
でも
ダフ屋から買う予定だった、
チケット代が浮きました。
気を取り直して空港へ。![]()
浮いたチケット代で免税店。
家族へのおみやげが沢山買えたので良しとしよう。
ミラノに着いたのは24時。
これは、予想済。
ここからバスと地下鉄を乗り継いで
ホステルに着いたのは2時。
フロントの人が怒り気味。
「君、何時だと思ってるんだい」
すみません、遅くなってと
チェックインお願いすると、
「君の予約入ってないよ」
えーーー!
調べてみると、明日の予約リストに私の名前。
完全に私の予約ミス。
しかも、
「今日は、満室」
マンチェスターから大荷物で移動してきていたので、
疲れて、動けません。
じゃ、ここで寝かせて。とフロントの椅子を指すと、
「友達がホテル経営してるから聞いてあげる」
と電話をかけて徒歩5分の場所にあるホテル予約をとってくれました。
値段は、ホステルの2倍。
「ここはミラノで、今日は週末の夜なんだから。
部屋があるだけ奇跡だと思いな」
いい人で良かった。
「明日、サンシーロでサッカー観戦するからミラノに来たんだ」と話すと、
おじさんテンション2倍アップ。
寝ている弟を起こしてきて、
「こいつインテルファンなんだ。ほら、シーズンパス見せてやれよ」
弟は、眠そうに胸にぶら下がっているシーズンパスを見せてくれます。
え?そこから出てくるの?
弟「うん、いつも首から提げてるんだ。寝るときも一緒なの」
聞くと弟は、38歳。
寝巻きなのか、スウェットのズボンのゴムが伸びきっていて、
おしり半分出ています。
兄「俺はミラニスタだから明日は行かないけど、
サンシーロのスタジアムは、最高なんだ!!写真見せてやるよ」
おじさんのスイッチを押してしまいました。
気付くと1時間。
おじさんが、「あ、しまった」
ん?どうしたの?
「ホテルの友達に5分後に着くって言ったんだ。早く行け」
えーーー。
急いでそのホテルへ行くと、
フロントは空。
そんなーーー。
しょうがない、ホステルのフロントで寝るかと、
ホステルのチャイムを押しても無返答。
時間は、3時。
どうやら、
私は今ピンチらしい。
片っ端からホテルを尋ねる。
どこもフロントが空。
やっと見つけたホテルのフロントマンは、
70代位の男性。
当然のようにイタリア語のみ。
"ハウマッチ"も通じない。
こうなったら、
"ほんやくコンニャク"。
でも、ドラえもんは、イタリアにはいないので、
大きな身振り手振りと筆記で、
コミュニケーション。
何とか理解した情報によると、
1部屋だけ余っていて、80ユーロ。
ホステルの4倍か・・・。
痛い。
「10分後にまた来ます」と言っても伝わらないので
10minと書いて伝えて、
ホテルを出て、最後のチャンス。
もう1度ホステルに戻りチャイムを鳴らす。
出ない・・・。
しょうがない。
とにかく疲れたから休もう。
と、その高いホテルに戻ると、
新たな問題が発生。
黒人の若いカップルが
チェックインしようとしています。
しまった、一歩遅かった・・・。
ホームレスだ・・・。
そしたら、
老人が毅然と、
「この娘が先に予約済み」とその黒人に言い放ちました。
イタリア語が理解できた、奇跡の瞬間。
ゴチャゴチャとごねている黒人さんに、
「これを見ろ」
と、その黒人さんに見せたものは、
私が書いた"10min"の文字。
このコミュニケーション方法のおかげで何とか部屋確保。
ついていない1日を何とか終わらせることが出来そう。
と部屋で荷物を降ろしたら、
免税店の買い物袋がない。
手に持っていたはずが、
いろいろ歩いた時に、どこかに置いて来てしまったらしいです。
ショック・・・。
何てツイていない日なの。
こんな時は、
アナスのライ麦パン。
これを食べると落ち着く。
アナスに無理矢理持たされたパンに救われた。
私、しあわせ持ってたわ。
コレと財布とパスポートがあれば生きていける。
しかも、
寝るベットもあるし、
しかも、
久しぶりの自分専用シャワーにトイレもあるし。
何てゼイタク!!
突然のご褒美に気付いて
大はしゃぎの午前4時。
ながーーーい1日に
おつかれさま。
ゆうり
ユウリです。
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