2009.10.02 【treep STORE】 ワーカーズシャツに新色ネイビー追加しました

2009年7月16日

農家の娘、春の準備。

農家の3月

CIMG6861.JPG3月の終わりに、ようやく天気が晴れになり、
デンマークにも春がやってきた!
と外に出ると、
寒いーーー!気温0度。なんて国なのデンマーク。
CIMG6866.JPG
でも、季節は確実に春に向かって動いていました。
家では、庭担当のスザンナが本を片手ににらめっこ。
CIMG8917.JPG今年庭で育てる野菜の苗植えのための、種植え。
スザンナは、モノを作るとき必ず本を取り出す。
どんな情報もインターネットで手に入る時代に本を必ず頼る彼女が好きです。
料理用、お菓子用、野菜育てる用、花を育てる用、編み物用、
どれも大事に使い込まれた跡がある本たち。
私のお世話になっている農家は、オーガニックファームなので、
自分たちで食べる用の野菜もオーガニックでないといけません。
そして、種もオーガニックでないといけないのです。
CIMG6178.JPG年に1度、オーガニック検査が農家に入るのですが、
その時に種までチェックされるのだそう。
なので、そこらへんで売っている種は、買えません。
オーガニック消費量世界一のデンマークでも、
オーガニックの種を手に入れるのは、大変。
特別な場所から取り寄せます。
もしくは、自分たちで種を作ります。

今年の野菜は何を育てるか、会議をします。
私たちは、ほぼベジタリアンなので、これは重要。
デンマーク人の主食、じゃがいもは基本です。
人参、ビーツ、ラディッシュ、いんげん豆、エルサレムアンティチョーク、
赤玉葱、白玉葱、長ネギ、葉キャベツ、芽キャベツ、苺などなど
ホットハウスでは、きゅうり、パプリカ、ぶどう
想像しているだけで、夢がどんどん膨らみワクワクします。

種を蒔く前に、庭キレイにしないといけません。
つまりは庭に残っている野菜たちを食べるのです。
これが、エルサレムアンティチョーク。
CIMG5663.JPGCIMG5664.JPG
あっさりした里芋
という感じで、
生でシャキシャキしたサラダ、
煮込むとスープ
になります。
「買うと
 とても高いのに、
 育てると無料」
さすが、スザンナ。

CIMG6177.JPG種が揃ったので、よしっ、種蒔きしよう!と誘うと、
「ここをどこだと思ってるの?」
えっと、デンマークです。
「今、種を撒いたら種が寒くて芽を出してくれないわよ」
そうなの?じゃあ、どうするの?
暖房が効いている家の中で、ある程度強くなるまで育てるのだそう。
なるほど。
ということで、室内で種植え。
CIMG6848.JPG大きくなれよ。


この種は、特別育ちが早く、5日で食べ頃。
CIMG6856.JPGCIMG8823.JPGCIMG6843.JPG
コットンの上に並べて、
1日1回水をあげる。

出来たら、
はさみで
チョキチョキ。

はじめて自分で
育てたものを、
食べました。

かんたん。かんたん。

種植えが終わると、今度は、冬の野菜の保存。
ルートビーツは、うちの食卓に必須アイテム。
CIMG5805.JPGピクルスを作ります。
血まみれ料理。

嘘です。
これは、
この野菜の本来の色。
CIMG5822.JPGCIMG5827.JPG
とても、
デンマーク的な食べ物。
アナスは
「これがないと、
 生きていけない」そう。
レバーペーストと
一緒にライ麦パンに乗せていただきます。


スザンナの娘が遊びに来た時には、
野菜用の水配給システムを作るために、水道官を掘り当てる作業。
CIMG6907.JPGご覧のとおり、なーんでも手作り。
これで春に向けて準備完了。

そして4月、芽が出始める頃、私は、農家を1ヶ月離れます。
行き先は、エコロジーコミュニティの"スヴァンホルム"。

ゆうり

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2009年7月13日

家族が怒った。

旅行からデンマークに戻った日、
待っていたのは、アナスとスザンナと大好物のフィッシュラザニア。
うわーい、嬉しい!!
CIMG6845.JPG旅行中、一日1食生活だったの。しかもパンだけ!
見て、この顔のニキビ。
そう言うと、いつも返ってくるはずの
父アナスの「マンマミーア」とその後に続く説教が聞こえません。
それどころか、目も合わせてくれません。
えーーー、9日間しか離れていないのに、もう人見知り?
また、"はじめまして"から始めるの?この5歳児め。
でも、よくよく話を聞くと、原因がありました。

それは、日本人の女の子A子。

彼女は、インターナショナルスクールの同級生。
学校終了後もデンマークに残りたいのに住む場所がなく困っていたので、
夫婦に相談すると「ゆうりの友達だったら」と
2人が2年前まで住んでいたコペンハーゲンの大きな一軒家を
好意で"そこらのアパート価格"でA子に貸してくれていました。

私が旅行中に、A子が家を出ることになり、
お金のことでA子と夫婦がもめていました。
というよりも、
A子が一方的に「騙された!」と大騒ぎして暴言を吐いたらしいのです。
A子を友達として紹介した私の信用も疑われるほど。

私が3ヶ月かけて築いてきた2人との関係が・・・。
CIMG6058.JPG
結局、A子の勘違いだったのですが、
A子の英語力を知っている夫婦が、シンプルに説明しすぎて、
言葉不足というのも原因なので、どっちが悪いとも言えない。
ただ、A子がかなり暴言を吐いたらしく、
夫婦もイジワルモードになっていました。

ストーブがA子の使っていた部屋の床を焦がしていました。
「それを直さないとデポジットは返せないよ」と夫婦が言うと、
A子が「そんな方法知るわけないでしょ。お金を返さない気?
ストーブはアナスが置いたから私は悪くない。私が英語わからないと思って
馬鹿にしてるんでしょ。私をだまさないで」となってしまったらしいのです。
それで夫婦は、
サンドマシーンをかけて、オイルを塗るだけの簡単なことなのに、
「彼女はまるで何も学ぼうとしない」と言う。
でも、A子がその方法を知る由もないし、
彼らの言いたい事もわかるので、とりあえず、
A子にそれを説明すると、A子も納得。
「ごめん、誤解だったからサンドマシーン使ってみる」
とサンドをかけにきて、アナスもチェックしに来て、
お金も返してもらったのですが、お互い会話なし。
A子は、私にはゴメンを言えたのに、アナスには言えなかった。
アナスもイジワルモードで、「ここにまだ残ってる」とか、
サンドマシーン素人のA子に注文を何度もつける。
で、終了。

「ゆうりの友達だからあの家を破格で貸したのに、
何なのあの子は、"お礼"も"謝り"もしないで文句だけ言って出て行って」
問題起こしてゴメン。
と、今週は日本食ウィークにすると夫婦の気も何とか治まりました。
とりあえず、終了してよかった。

挨拶とお礼は、大事だと思うのですが、
"お礼"の出来ない子は、他にも結構います。

B子は、同じく学校の同級生。
私のお世話になっているファームで1週間私と一緒に働き、
そのあと一週間、日本から彼氏が来るというので、
デンマーク観光したいというので、
夫婦が好意で、コペンの一軒家を一週間B子と彼氏に貸してくれ、
B子が、彼氏を空港に迎えに行く電車代まで出してくれました。
そして、「コペンの家のヒーターが故障した」と
B子からの電話で、ヒーターを直しに往復。
CIMG5709.JPG
そこまでしてもらって、お礼が出来ない。
しかも、感想が
B子「2人は、どこまで人がいいんだか」
友達だったら、「アホっ、大人なんだからちゃんとしろ」
とガツンと怒るトコですが、
海外で知り合った日本人って微妙な関係はムズカシイ。
私「ここまでしてもらったんだから、ちゃんとお礼してね」
B子「でも2人は、物貰っても困るだろうし・・・」
私「お酒だったら、何でも喜ぶよ」

ここまで言ったのに、
結局、B子は、お礼をしなかった。

申し訳ないので、日本から焼酎を取り寄せて、
「これB子からのお礼だよ」と夫婦に渡しました。

人を頼るのも、甘えるのも、迷惑かけるのも、大歓迎。
ただ、それっきりは、よくない。

A子の謝罪の気持ち、B子の感謝の気持ちがあるのは、
わかるのですが、ここは海外。
その心は、声や、かたちに表さなければ伝わらないもの。

コミュニケーションの基本
あいさつ。

お礼。

簡単なことなのに、なかなか難しい。


ゆうり

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2009年6月 6日

魔法の手

CIMG5848.JPG3月9日、
私がお世話になっている農家は
作業を休んで
お祝いの日。
CIMG6185.JPG
この家のご主人
スザンナの51歳の誕生日。

朝食は特別にパンを焼き、誕生日メニュー。
CIMG6188.JPG
この日のことは、
アナスからずっと、相談を受けていました。
サマーハウスで過ごそうか、
プレゼントは、何にしようか。

そのアナスの張り切りように、
私もプレゼントを1ヶ月掛けて準備しました。

私は、お金がないので、
出来ることは1つだけ。
映像を作ること。


1つは、
スザンナの友達がこの農家に遊びに来たとき、
撮った映像をつないだ動画。

もう1つは、
写真のスライドショーに音楽を付けた動画。
これを作るために、
スザンナの写真を50枚頂戴とアナスに相談すると、
「この中から好きなものを使いなさい」と渡されたものが、
2万枚写真の入ったDVD。

IMG_5178.jpg2万枚って、
多すぎるよ!

全部見ました。

そこには、
アナスの
スザンナに対する
愛が詰まっていて、
2人の歴史を見た気分でした。


アナスのプレゼントは、鳥を見るための望遠鏡。
CIMG6191.JPG私のプレゼントは、
USBメモリー。

小さい・・・。

「ありがとう」
とポケットに入れるスザンナ。

どうしよう、
がっかりしたかも。


この日は平日。

スザンナは、いつも通り会社へ出勤。
アナスと私はコペンハーゲンへ。


私も大っきくて派手なプレゼントにすれば良かったかも、
とウジウジ反省。


夜は、
アナスの上の息子家族が予約してくれた
イタリアンレストランで誕生日ディナー。
CIMG6197.JPGその席で、
スザンナは、
ずっと私の作った動画の自慢。

「会社で見てたら、
 あの子とあの子がこの動画欲しいって、
 しつこく言ってきてね・・・」

「この動画は
 最初こうでこうでで最後にはこう落ち着くのよ。
 そのときの音楽がまた良くてね・・・」

あぁ、
ちゃんと見てくれたんだ。

普段、
人を褒めない母スザンナ。

直接、私に言わずに、
人に自慢する形で喜びを伝えてくるトコロが、
スザンナらしい。


デキル女スザンナは、
人にも自分にも厳しい完璧主義です。
CIMG5737.JPG平日は、
仕事から帰ってきて、
家の
リノベーション作業。

仕事が休みの日は、
一日中
農作業。IMG_5370.jpg

車の運転は、
必ず
自分でやらなきゃ
気が済まない。

一番厄介で
汚い仕事は、
人に任せず
自分でやらないと
自分を許せない。

結婚10周年記念に貰った大きなダイヤモンド指輪は、
農作業で汚れると困るから
大事に引き出しの中に入れたまま。

そんなスザンナは、
頑張り過ぎて、
時々
ガクンと折れる。


弱さや甘えを見せる相手は
たった1人。

旦那アナス。


そして、
アナスが「だいじょうぶだよ」と背中をさするだけで、
スザンナは、元のデキル女に戻る。

アナスの手は、
魔法の手。

それは彼女だけにしか
効かない魔法。


夫婦ってそういうことなんだろうなぁ。


魔法の手を味方に持っている人には
かなわない。


うらやましいなぁ。

CIMG5024.JPG代わりのきかない"ゼッタイ"が隣にいるって、
幸せだなあと、この夫婦を見て思う。
そんな思いを込めて作ったので
なおさら
喜んでもらえて
よかった。

そして、私は
次の日から、イギリスへサッカー旅行。

ゆうり

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2009年6月 1日

ゲスト月間 第3弾 ボーイフレンド襲来

りんご農家の2月は、
ゲスト月間でした。

CIMG6044.JPG
フランス人マックスが帰った次の日、
最後のゲスト、
アナスの最大の敵
私のボーイフレンドが日本からやってきます。


彼を迎えに行くのは、
アナス


ではなく、


でもなく、

スザンナ。

彼がコペンハーゲン空港に到着するのが、
ちょうどスザンナの仕事終わりの時間なので。

「私が迎えに行くわ」


なので、
彼の顔がわからないスザンナのために
彼の写真を見せると

「若いわね、いくつ?名前は?」と
具体的なことを聞いてくる母、スザンナ。

それに対して父アナスは、
「どうしてアジア人の男は写真撮るとき笑顔を見せないんだ」

すでに戦闘モード。

「俺が厳しく笑顔の作り方を教えてやらないとな」
と楽しそう。
「彼は当然、農作業用の服を持って来るんだろうな」

いやいやいや、
2日しかいないから、
観光しようよ。
IMG_5530.jpgIMG_5524.jpg
「うちのファームに来たゲストは全員働くんだ。
うちの3歳の孫ですらトラクターの運転するんだから」 
と言いつつ、ちゃんと観光ガイド用に、
いろいろ調べて用意してくれているアナス。

彼にも、こんな2人を見せてあげたいなと思っていました。


当人の彼は、

よくしゃべる割には、
いつまで経っても
私の名前が呼べない。

そういう子です。

私に話しかけるときも、
名前を呼べないもんだから、
呼びかけるワードを避けるため、
肩を叩いたり、
私のほうを指差して、「・・・は、」と
私の名前を言ったつもりで話し始める。

うーーん、
中学生男子みたいだ。

そんな彼が
ちゃんとコミュニケーション取れるのかしら。

すこし
心配。

彼が来る日。

私とアナスは留守番なので、
いつも通りのはずなのに、
朝起きると、

ビックリ。


アナスが正月以来、
髪を切って髭を切り揃えて
正装しています。


スースーする頭が気になるのか、
鏡を何度もチェックするアナス。

それ、私の役目じゃない?


しかも、アナスは、彼の乗った飛行機がキャンセルされていないか、
時間通り到着するのか、
30分おきにインターネットでチェック。
ずっと、ソワソワしています。

それも、私の役目じゃない?

花を摘んできて、活けるアナス。

それも・・・。CIMG6105.JPG


そうこうしていると、
夕方。

スザンナと彼が到着。

ドアまで飛び出して行ったアナスは、
いつものゲスト以上に
どうしていいかわからず。
スザンナへのお帰りなさいのキスも忘れて
モジモジと立っています。

娘のいないアナスは、
「娘のボーイフレンド」というモノに
どう接していいのか
わからない様子。

そしたら、
彼が自分の名を名乗り、
自分から握手。

ああ、よかった。
彼は、5歳児よりも大人だったわ。


早速夕飯。

よく見ると、スザンナも少しお化粧していて
いつもと違う雰囲気。

硬いままのアナスに、
スザンナ
「アナス、何か聞きたいことがあったんじゃないの?」
出来る女は、いつでも冷静です。

アナス「そうそう、君は、何をやっているんだい?」

それに対して、

彼が
自分の親の仕事から話し始め、
自分の生まれた場所の説明を始めます。


え?

そこから?

長くなるなーーー

アナスは多分、今の仕事のことを聞いてるのに、
と思いながらも、
口出しせず、黙って大好物の魚ラザニアを食べていましたが、

必死になって、
小学生のときの話とか、中学生のときの話とかを話す彼の姿が
何だかおかしくておかしくて、
でも
笑っちゃいけないと
必死で笑いをこらえていました。

彼が話している途中から、
アナスも自分の生い立ちと比べて、
いつの間にか
アナスの生い立ちの話に。

大学時代、化学を専攻していたから、
自分たちでお酒を作ってビーカーで飲んでたんだとか、
お酒をどう作るか知ってるか?
こうこうこういう化学式にのっとって・・・・・・・・・

もっと、長くなる・・・。

しかも、
緊張と興奮で
ワインをガバガバ飲んでいるもんだから
よくわからない方向に進んで行くアナスの話は止まらない。

それを止めることなく
「石器時代の話だから」と突っ込みながらも
必死なアナスを優しく見つめるスザンナ。

緊張しながら
楽しくもない話を一生懸命聞いている彼。

それを見ながら、

この空間にはたくさんの愛がつまっていて

とてつもなく、
今、
しあわせだ。


来てくれて、
ありがとう。


結局、飲みすぎたアナスは寝てしまい。

アナス劇場終演。


次の日
CIMG6110.JPGIMG_5592.jpgCIMG6111.JPG
すっかりリラックスした
ツアーガイド、アナスに連れられ、
観光。

結局、
彼は何も話さず、
アナスの話を聞いてあげただけなのに、
気に入ってしまって、
「これを見てみろ、これを食べてみろ」と
大サービス。

最後には、
「ゆうりは、うちの大事な娘だから、お前にはやらん」

いつもの"あまのじゃくアナス"に戻って、
余裕の一言が言える程。


男って、
認めてもらわないとダメだし、
認めさせたいものなのね。


そんなこんなで、
アナス最大の敵は、
日本に帰っていきました。


彼が帰った後、
写真を見てみると、
笑顔を作ろうと頑張って引きつった彼の顔に、
アナス、
「これだから、アジア人の男は・・・」
CIMG6103.JPGそういうアナスの笑顔も引きつっていて、

スザンナ
「これだから男って・・・」

これだから家族って


いいなぁ!!


ゆうり

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2009年5月23日

ゲスト月間 第2弾 イケメンフランス人

りんご農家の2月は
ゲスト月間でした。

韓国人が帰ったと思ったら、
次の週末に、
フランスから新しいゲスト、マックスがやってきました。
IMG_5535.jpg
彼は、2週間の滞在です。
2ヶ月の休みを利用して、
北欧を旅するそうで、
まずはこの農家。


彼が来た日、
たまたま
学校の友達クミコも遊びに来ていました。
CIMG5926.JPG
クミコは前にも一度この家に遊びに来たことがあり、
夫婦のお気に入り。

とても有名な花屋で働くクミコに
「田舎の花を見せなきゃ、森へ行くぞ」と張り切るアナス。

寒いから行きたくない。
でも、人見知りのアナスに
2度目のクミコ&今日初めて来たマックスか・・・。
無理そうだ。
4人で家の前の森へ散歩。>CIMG5890.JPGこんな寒い雪の世界の中、
花が本当に咲いていました。CIMG5928.JPGクミコとは久々の再会なので夢中になって話しながら歩いていると、
クミコが急に立ち止まり、
「ゆうりちょっと、アレ見てよ」

見ると、

前を行くアナス君が
スキップしています。

しかも後ろ向きで。

ごめんよ、クミコ・・・。
アナスは、10分以上普通に歩くとああなるの。
飽きて、同じ行動が続けられない5歳児なんだ。
でも実は他にも訳があって、
夜寝られないほど腰が悪いので
いろんな筋肉を動かしたほうがいいと医者に言われているから。

動きを変えていくアナスは
エアロビのようなダンスのような仕草で歩いたりします。
クミコは、「かわいい」と喜びますが、
マックスは、ノーリアクション。
クールだ。

途中落ちている馬の糞を見つけて
アナス「ゆうりこれが今日の夕飯だよ。持って帰りなさい」
私たちがブーブー反論している時も
マックスは、フフッと冷笑。
「君はどうだね?」とアナスがふると、
「いや、俺はいいっす」
えーー今、アナスが
めいっぱいの気を使って
おもしろいコト言ったのにーーー。
クールだ。
CIMG5924.JPG夕飯は、スザンナが張り切って作ったピザ。

夕飯の間中、
ずっと彼のグラスを持つ手が震えていて、
緊張していることがわかり、
いい子なんだろうな。

しかし、無口。

何かしゃべらなきゃ。

デンマークって寒くない?
「いや、そうでもないよ」
終了。

あまりの無口さに、
「何か聞きたいことある?」とスザンナ。

「ゆうりというのは、フランスにもある名前なんだけど、
男の名前なんだ。日本では女の名前なの?」

うん、そうだと思う。

スザンナが興奮して
「そうなのよ!!
 私たちもメール貰った時、男の子だと思ったのよ!!
 だから、半年間の受け入れをしたのに、
 会ってみたらこの小さい女の子でしょ、
 断ろうかと思ったのよ」

えーーー新事実。

「でも、この子おいしそうに私たちの料理を全て平らげたの。
 それを見て、受け入れを決めたの」

えーーーーー、
更に新事実。

でも、私も食べ物のおいしさで、
やっていけそうだと思ったから
変なトコロで共通していておもしろい。

いい質問をしてくれて、
ありがとうマックス。


IMG_5540.jpgのサムネール画像CIMG5941.JPG
韓国男子の
仕事ぶりに、
男子パワーの
凄さを感じた夫婦は、
マックスにも
ガテン系の仕事を頼みます。

問題は、
「2人でやったほうが早いだろ」
ということで私も
マックスと同じ仕事。

大きなハンマーで、倉庫の天井を打ち落としたり、
落とした天井のコンクリート素材を外に捨てに行ったり、
コペンハーゲンの家の重い棚を
この田舎に運んだり。
強くなったはずの私の体も毎日悲鳴をあげます。
CIMG6052.JPGのサムネール画像

しかもマックスは、
本当によく働く。


イケメンで、
働き者。

非の打ち所がないし、
無口だしで、

付け入る隙がない・・・。


と仲良くなれず過ごした1週間。

CIMG5936.JPG
ある日の仕事で、
かつて牛小屋だった場所の掃除を頼まれました。IMG_5575.jpg
いつものように
マックスは黙々と作業。

していたと思ったら、
「ゆうり!!来て!!」
あまりの大声に駆けつけると、
マックスジャンプ&大興奮。

長いこと使っていなかった場所に
必ずあるもの
くもの巣&くも。

「くもが怖いんだ」

そうこなくっちゃ。
弱いトコがなくっちゃ。
人間だもの。

イケメンがヘッピリ腰でくもを威嚇。
OK,私くも平気だからマックスは、そっち片付けて。

「ゆうり!!」マックス再び大声。
何?
と振り向くと、でっかいねずみがサササッ。
2人で「ウギャーーーー」
ねずみは、私も無理。

今度は、アナスが駆け寄ってきます。
「もう、これ以上仕事ができません」
と2人でお願い。

「じゃ、違う仕事だ」
とアナスがくれた仕事はこれ。
CIMG6030.JPGCIMG6035.JPG<すっかり仲良くなったマックスと、
人生初めての雪だるま作り。
「プレゼント」と雪を投げてくるマックス。
寒いの嫌いだって言ってるでしょ!!とキレる私に、
マックス大喜び。

慣れてみると、
マックスは、クールでも無口でもなかった。
フランス人はプライドが高いと
思い込んでいた私の方が壁を作っていたのかも。


でもアナスは、
「くもは、オーガニックファームの味方なのに、
 くもが嫌いだなんて何てことだ」
と決して慣れません。


雪だるまを作って幾日か経ったら、
ずっと雪だった空が晴れ、こんなことに。
CIMG6069.JPG寒い寒い冬が早く過ぎて欲しいとずっと願っていたのに、
こんな姿を見ると、
冬が過ぎるのを
初めて惜しいと思った。
そして、
雪だるまがなくなると同時に
マックスはいなくなりました。

寂しいと思う暇もなく、
マックスがいなくなった次の日、
アナスの最大の敵
娘のボーイフレンドが
日本からやってきました。

これもまた別の話。


ゆうり

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2009年5月20日

ゲスト月間 第一弾 アンニョン

>CIMG5759.JPGデンマークの2月はずっとこんな天気。
そして、
気温はずっとマイナス。
着込んでも着込んでも寒い。
大発見がありました。
フリースって本当にあったかい。
1枚でセーター2、3枚分のあったかさ。
知らなかった。
今までバカにしててごめん。

CIMG5899.JPG
りんご農家の2月は、
ゲスト月間でした。
IMG_5520.jpgアナスの息子家族。


第一弾は、
韓国の大学で農業を勉強している3人組
IMG_5488.jpgエコロジー農家体験をして、レポートを書くのが目的だそう。
彼らが来たのは金曜の昼間。
スザンナは、平日はコペンハーゲンで働いているので
迎え入れはアナスの役目です。

夫婦は、この田舎に引越す2年前まで
コペンハーゲンで学生のホストファミリーをやってきたので
ゲストには、慣れている
はずなのに、
アナス君は、とても人見知り。
でも人が大好きです。
まるで5歳児。

なので一人で初めての人と話すことが苦手。
「この家については、ゆうりが詳しいんだよ。
だろ?ゆうり。一緒に案内しようじゃないか」
家を一人で案内できないって言えばいいのに、素直じゃない。
そんなアナス君のコミュニケーション方法は、
「この子は、本当に危険な子でね、
 こんな大きなハンマーで、うちの倉庫の壁を全部壊したんだ。怖いだろ?」
なぜか私の文句でコミュニケーションをとる。
でも、まだ目を見て話すことが出来ません。
「証拠写真もあるんだ」
と私が壁を壊している写真まで見せ
「バッドガール、デンジャラス」
いちいちコメントする始末。
いちいち素直じゃないけど
愛を感じます。

そうこうしていると、いつの間にか5時。
そして、
「夕飯を作らないと」とアナスが当たり前に言うと、
韓国男子一同ビックリ。
「料理?!するの?!あなたが?!」
日本人以上に、韓国の男の人は、料理をしません。
「だって、台所は女の人の場所だから」
一度も料理をしたことがないそう。
それを聞いたアナスは。
「男だから料理しないのはおかしい!!今から料理を教える!!
そして、韓国に帰っても料理を作りなさい!!」
興奮のあまり、
目を見て話せたよ!アナス君。
人に何かを教えるのが好きなので、
もうほっといても大丈夫かなと、
離れて編み物を始めると、
「ゆうり、お前はこのアホ共が料理をするところを目撃したくないのか?」
一人にするのはまだ早かった。

ここまではアナス劇場。

ここからは、韓国劇場。
IMG_5491.jpgのサムネール画像<彼らにとって、
それはそれは、初めてのコトだらけ。
とりあえず全部洗ってと頼むと、
野菜ばかりか、肉まで洗おうとする。
皮むきしてと頼むと、
皮むきナイフの使い方がわからず、
手裏剣飛ばしのようにじゃがいもの皮を飛ばすので
「違う方向だよ」とアドバイスすると、
クルッと体の向きを変えて手裏剣が違う方向に飛んでいきます。
私の韓国語が悪いのか、
彼がただアホなのか。

私は昔、韓国に1ヶ月住んだことがあり、
韓国映画と韓国ドラマが大好きで見ていた成果もあり、
韓国語が少し話せます。

韓国にいた時感じたのですが、
私にとって韓国人は情熱的です。
なぜかというと、
彼らはとても情熱的に人を褒めます。
恥を忍んで告白すると
私は男の人に「かわいい」と面と向かって褒められたことが
人生に3度しかありません。
確立的には10年に一度・・・。
そのうちの1度が韓国に住んでいた時でした。
その情熱度が凄かった。
全身全霊で「君はとてもかわいい」と言われて
今回も。
人生4度目の「かわいい」いただきました。
半分が韓国人。

断じて言いますが、
原因は私がかわいくないからではありません。
ないはずです!!
日本男子が
褒めることをしないからだと思います。
日本男子は、もっと女子を褒めるべき。
というか、
私を褒めるべき!!

ご心配なく。
あんまり仲良くすると、
5歳児が飛んできます。
「おしゃべりしてないで、手を動かせ!」
若い男子が来たときは、
目を光らせています。
これぞ箱入り娘ですね。
CIMG5833.JPG韓国は、年上にとても敬意を払います、
なので、
食事を取るのも年上からが当然。
でも、デンマークでは食事を取るのはゲストから。
アナスが「食べ物を取りなさい」
韓国「いえ、あなたから先に」
繰り返し。
スザンナ「ここは、デンマーク何だから私たちのルールに従いなさい」
一喝して一件落着。
でも、何をするにしても、
年上尊敬の態度が出る彼ら。
そしてそれもとても情熱的。
つまりは、とても年上のアナス君がキングのように扱われます。
最初はへそを曲げていたアナス君の機嫌が徐々によくなり、CIMG8970.JPG 立ち上がりました。
「いいものを見せてあげる」
出してきたものは、
ミニチュアのトラクター。
「これ、うちにあるトラクターと同じ型なんだ」
彼らを気に入った証拠。
アナスは、気に入った人には
必ずこの宝物を見せてくれます。
ええ、5歳児です。
ここまできたらもう安心。
文化の違いや、政治の話、兵役の話、エコロジーの話で盛り上がります。
ご飯を食べ終わり、
「ごちそうさまは、デンマーク語で何て言うの?」
そう、韓国も挨拶の国。
"いただきます"や"ごちそうさま"を言わないと、
食事を始められないし終われない。
"ごちそうさま"のデンマーク語を韓国語で説明する私に、
「ゆうりは、1ヶ月で韓国語を覚えたのに、
デンマークに4ヶ月いてデンマーク語はちょっとだけっておかしい」
変なところに怒るスザンナ。
韓国語は、隣の国だから言葉も似ているの。
「これからは、ゆうりにはデンマーク語で話すからね」
誰よりも負けず嫌いのスザンナ。

彼らは
全部で3日間滞在しましたが、
男子パワーの凄さを感じました。>

IMG_5501.jpg私が1日かけてやる雑草刈を半日でやるし、
アナスと2人では持ち上げられなかった木を簡単に運んでくれるし、
ごはんを作っても作ってもペロリと平らげていく。
さすが韓国男子だわ。
でもかわいいのが
写真を撮るよーと声をかけるとこう。
IMG_5493.jpg必ずこのポーズ。IMG_5502.jpgピースサイン。
「何それ」とスザンナ。
私も、写真でピースする人は、
日本と韓国以外では見たことがない。
これを見て
つくづく思ったのは
韓国は、近くて遠い国だなあ。
違うところも同じところもたくさんあって面白い。

次の日から、デンマーク語で全部通され、
チンプンカンプン。
助けてーーー
と思っていたら、
次の週末にフランスからイケメンがやってきて、
デンマーク語の嵐から免れました。

そして、それはまた別の話。

ゆうり

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2009年5月13日

りんご★ごはん

私がお世話になっている家族は、
たくさんのルールがあります。

そのうちの1つ。
朝食、昼食、夕飯
3度の食事全てりんごを使うこと。

デンマークは、EUの中で一番りんご消費量が多い国で、
一人当たり一年で50キロ食べているそう。

私たち家族は、そのデンマークの中でもトップクラス。
一人当たり一日のりんご消費量
最低3個。

一年では、
1000個以上。

さすがりんご農家。

りんご農園を始めたきっかけも、
りんごが好きだから。

これ何か、わかりますか?
わが家の必須アイテム。
CIMG4792.JPG何の説明もなく親に送ったら、
「何これ?」


使い方はこう。
CIMG5693.JPG
最初使ったとき、
簡単便利さに感動。


朝食と、昼食は、
毎日同じメニューです。

朝食は、これ。
CIMG5697.JPGりんご、乾燥イチジク、かぼちゃの種、ブラックベリー、大麦にヨーグルトをかける。
プラス自分たちで絞ったりんごジュース。

昼食は、
ライ麦パンのオープンサンドイッチ。
アナスのライ麦パンは、毎日昼食で食べます。
オープンサンドイッチは、デンマークの一般的で代表的な料理。

ちなみに、デンマーク人は、ナイフとフォークでサンドイッチを食べます。
どこかのカフェに入ったとき、
お客さんが、ハンバーガーをナイフとフォークで食べていて、
驚きました。


食べ方に、ルールがあります。
CIMG6899.JPG最初に出るのは、ニシンの酢漬け。
これを食べるのに必須野菜、赤たまねぎ。
ライ麦パンの上に乗せて食べます。
CIMG6903.JPGルール①
魚を1口食べてから、乾杯。
乾杯するのは、40度のお酒スナップス。
これを口に含み、
「酒の中で魚を泳がせるんだ」そう。

CIMG5514.JPGルール②
このお皿では、魚以外のものは食べてはいけない。
魚の描いてあるお皿なので、わかりやすい。
魚を食べ終わると、魚のお皿と魚を下げ、
魚のお皿の下にあるお皿の出番。

IMG_5499.jpgルール③
これで、やっと魚以外のものが食べられます。
で、出てくるのが、
レバーペースト。
とてもデンマーク。
それに合わせて食べるのが、
これまたとてもデンマークな野菜。
ルートビーツのピクルス。
そして、ここでりんごの出番。
ベーコンと一緒に炒めたりんご。
このりんごは、調理用りんごで、過熱すると甘さが増すタイプ。
これは、デンマークのクリスマス料理らしいのですが、
私たちは毎日これを食べます。

ルール④
一番新人が、最後の残りを食べきること。
つまりは、私。


大変なのは、夕飯。
夕飯を作る回数は、
アナスが週5回CIMG4868.JPG私が1回、CIMG5374.JPGスザンナが1回。CIMG5647.JPG
私が作るのは、日本食。CIMG5725.JPG
CIMG6076.JPGCIMG5748.JPG
"りんごを料理に使う"という課題は、難しい。
「りんごは、デザートだろ」という意識が抜けない私は、
最初一生懸命デザートを考えては、
作っていたのですが、
アナスが、スープやサラダに
ホイホイとりんごを入れるのに慣れ、
私もちらし寿司とか、味噌煮込みうどんにさりげなく、りんごをイン。
さりげなく使うのがポイント。
と勝手に思っています。
一度やってみると、
おもしろさに磨きがかかり、
オリジナル料理の道まっしぐら。

お、
目の前に、
ひじきがあります。
ひじき+りんご。
さすがにこれは罰ゲームっぽいのでやめようか
迷い中。

ゆうり

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2009年5月 6日

エコライフ

私がお世話になっている夫婦のアナスとスザンナは、
いつでもラブラブです。
CIMG6171.JPGラブラブって・・・
ひさしぶりに使いましたが、
死語でしょうか、
今でも通じますでしょうか?
CIMG5905.JPG
本題に入ります。
私がお世話になっている夫婦はオーガニックりんご農家です。
そんな彼らの生活は、"エコライフ"。

私は日本で、近代的な生活をしていなかったので、
"エコライフ"簡単にできると思っていました。
環境に対して、真摯に向き合っているアナスとスザンナと生活してみて、
気づいたことは、自分の生活は、甘かった。

2人が、よく言う言葉は、
「まずは、自分から」

エコロジーでまず思いつくのは、
太陽の熱を有効に使える
ソーラーパネル。
この家では、2種類設置。
CIMG5444.JPG屋根の上と、壁の黒い四角。
値段が張るのですが、
国から半額補助金がもらえるらしい。
ソーラーパネルは、
デンマークではよく見かけるのですが、
デンマークの他の家庭にとって珍しいものは、
ヒーティングシステムの燃料。
CIMG5909.JPG普通は石油なのですが、
この家では
木屑(ペレット)。
なので、
木屑スペースがこんなに。CIMG5911.JPG
しかも、
週一度は、
木屑を継ぎ足さないとお湯も暖房もなくなってしまいます。
重いし、面倒臭い。
それでも、
これを選んだ理由は、
地球温暖化対策。
温暖化最大の原因は、化石燃焼にともなうCO2排出。
なので、
まずは、自分たちから石油を使わないこと。

CIMG5416.JPG
買い物ひとつにしても、こだわります。
スーパーマーケットCIMG8754.JPGのサムネール画像
オーガニック野菜コーナーと、
そうではない野菜コーナーがあります。
オーガニックの方が、
値段は少しだけ高い。
CIMG8758.JPGのサムネール画像
2人は、
このマークの商品以外は買いません。
デンマークのエコロジーマーク(赤丸)と
EUのエコロジーマーク(青丸)。
主婦根性の強い私は、安さに目がないので、
安いほうを選ぼうとします。
でも2人は、
「ちゃんとしたモノに、ちゃんとした代金を払いなさい」
CIMG8780.JPG
コーヒーも
フェアトレードマークの付いたもの

以前このブログで紹介した
100円ショップに似たお店"Tiger"がアナスは大嫌い。
理由は、
「貧しい国の人を低賃金で叩いて使うから、この安い値段になるんだ。
彼らは同じ人間なんだよ。働きに見合うお金を支払わないと」

「安いからといって、飛びつくな。安さには必ず裏があるんだから」

ニットの材料毛糸を買うときも、アクリルの表示に、
「お前は、石油を買うのか?値段ではなく、ちゃんと表示を見なさい」

お金に余裕があるから、それが言えるんだよ。
私みたいな貧乏人は、安いものを選ぶよ。と反抗すると、

「必要ないものを買わなければ、その分のお金が節約できるだろう」
必要ないものなんて買ってないもん。
「それじゃ、聞くけど、ゆうりの足は、1つなのに、なぜ6足も靴を持っているんだい」
CIMG8763.JPG
あ、


しまった・・・。


痛いところを

突かれた。


そういえば彼らは、
ほぼ毎日同じ服を着ています。

2,3着しか服を持っていないのでは。

こんなトコロに環境対策が隠れていたとは。


買わない意思表示をしていれば、なくなる
微かな希望でしかないかもしれないことも、
まずは、自分から動かなければ、変わらない。
根本は、こういうこと。

彼らの環境対策で一番驚いたことがあります。
「一番簡単な環境汚染対策は、自分の中から出る汚れをセーブすることだよ」
そのために、シャワーは週1回。
「それで、十分」
なのだそう。

すごい。

他人事のように書きましたが、
私も家族の一員。
この寒い寒い寒いデンマークの冬を
お風呂なしで乗り切るのに、
シャワーで我慢してるというのに、
さらに週1度なんて・・・。

デンマークでエコライフ
ハートマークが付きそうな
オシャレな響きですが、
現実は、こんなです。

エコライフ
実践するのは、
すごいタイヘン。


ゆうり

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2009年4月20日

美肌のつくりかた

IMG_2136.jpgスザンナ51歳は、美肌の持ち主。
肌のきれいな人にはいつも聞く質問があります。
IMG_1984.jpg
化粧水何使っているの?
女子としては、気になることです。
「化粧水?そんな化学物質たっぷりの肌に悪いモノは、使わないわよ」
さすが、カッコイイ。
大企業の中枢でバリバリ働いているスザンナの言葉はいつも潔い。

でも、顔洗った後、肌が突っ張るでしょ。
そしたら、どうするの?

スザンナから、常識を覆す言葉が返ってきました。
「私は、今まで一度も顔を石鹸で洗ったことないわよ」

えーーーーーっ
顔洗わないの???
マジで?!マジで?!

「今まで一度もトイレ行ったことないの」
くらいの衝撃です。


「顔は、水で流せば十分」
だそう。
でも、洗顔フォームで顔を洗わないと汚れがちゃんと落ちないでしょ。
「お湯で汚れは十分落ちるわよ。
石鹸は、本来持っている顔の油分を洗い流してしまうのよ」
でも、でも、洗わないと気持ちが悪いもん。
「考えてみてごらん。毎日洗剤で皿洗いしてるから、手が荒れるのよ。
それと同じことを顔にしてるのよ」
言われてみると、なるほど。
「何で、わざわざ油分を落として、また油を顔に塗るの?しかも添加物たっぷりの油を」
でも、自然成分で作られていることで有名な、肌の保湿にいい乳液で、私は乾燥肌だから・・・
「どれ、見せてごらん」
乳液の裏には、材料が記してあります。
「これとこれは、体に悪い添加物よ。こんなの顔に塗っているの?!」
どれだけ体に悪いかは、
化学を専攻していたアナスの得意分野で、
1つ1つ説明してくれて、
「今すぐ捨てなさい」
スザンナの言葉は、いつも潔い。
IMG_2065.jpg
これらの悪い成分は体から出ずに、
ただ、体に蓄積されていくそう。
肌にとてもいいと疑いもせず使っていた私は、ショックを受ける。
「人の体は、肌の保湿に必要な油分を出してくれているの。
それを落とすからバランスが崩れるのよ」
スザンナのシンプルな言葉は、
シンプルに響く。
しかも、実際肌がキレイな人に言われると説得力がある。

塗るから肌がバランス崩して余計な油分を出し、
その過多な油分を落とすと、
また塗らなければいけない。
塗らなければ落とす必要もない。

わかった。
理解したよ。
とはいっても、
"理解"と"実行"はイコールではありません。

"顔を洗わない"というのは、
なかなか勇気のいること。

"汚い"の気持ちが、どうしても先に立ちます。

おそるおそる、
洗顔の回数を減らしていきました。

結果。
顔を洗わなくなったら、
乾燥肌で困っていた
肌の調子が良くなりました。

お化粧をしない田舎暮らしだからできることかも知れませんが、
メイク落としも洗顔フォームも化粧水も美容液も乳液もいらずに
美肌の作る方法は
とてもシンプルでした。

人間の本来持っている力って、意外と侮れない。
やるじゃん、私の体。

ちなみに、2人は1週間に1度しかシャワーを浴びません。
でも、またそれは別の理由の別のながーーーいお話。

ゆうり

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2009年4月12日

メディアガール

メディアガール

CIMG6057.JPG
ある日、コペンハーゲンの家に行った時、
アナスが、いたずら顔で近づいてきて
「ゆうり、君はメディアガールだろ」
うん、まあ。
「プレゼントだ」
とくれたものがあります。
CIMG5359.JPGプロでも使えるビデオカメラ
これだけでなく、
パルサー照明セットに三脚も。
何だ?!
何でこんな機材が普通の家から出てくるんだ?
しかもこれ、全部安くないぞ。
「どうだ、高いおもちゃだろ」
とアナス君、自慢顔。


実は、アナスの息子さんは、
音楽PVの監督で、
彼が若いころアナスにおねだりして買ってもらった機材だそう。
その、おさがり。

彼が去年作ったPVは、
去年デンマークで一番見られたPVだそう。
それが、これ。
ちなみにデンマーク語の歌です。
デンマーク語は、私には中国語に聞こえます。


高いオモチャを手に入れた。
ということで、
アナス自慢のライ麦パンを作っているところを
カメラで撮って、
私のパソコンに入っている簡易の動画編集ソフトで編集して、
見せてあげると、
アナスもスザンナも大喜び。

毎日見ては、
毎日「ゆうり、ありがとう」

映像を作って、こんなに喜んでもらえるって、
新鮮な反応。
うれしい。
嬉し過ぎて、
ときどき、
恥ずかしい。


お客さんが来ると、
必ずこの動画を見せる。
「これゆうりが作ったんだよ。どう思う?すごいだろ?」
と毎回自慢。
「この子は、メディアガールなんだよ」
ここまでは、嬉しい。
そして、ここからがアナス劇場。
隣にいる私に、
「ゆうり今日はカメラを回さないのかい?」
・・・。
そこまで言われたら、
回さないわけにはいかない。
でも、回すと、数日後に
「ゆうり、あのビデオはどうなった?」
そう。
回したら、編集して仕上げなければいけない・・・。
編集は、時間と労力がかかります。
3分の動画を編集するのには、私は3日必要。
アナスくん、簡単じゃないんだよ。
と言っても伝わらない。
そして、またお客さんが来ると、
「この間は、カメラ回したけど、今回は回さないのかい?」
あ・・・・。
無邪気な彼がこわい。

映像編集をしていると、
受験勉強の時と同じ症状が出てきます。
やらなきゃいけないとわかりつつ、
やろうとすると、
他の事がしたくなる。
よく漫画を読んでは、親に見つかって怒られていました。

今回の症状は、これ。
CIMG5519.JPG
編み物がしたくなります。

なので、ちょこっと映像編集しては、
ごほうびに編み物1つ仕上げる。
CIMG5638.JPG

マフラーも作りすぎたので、
ニット帽に挑戦。
CIMG5700.JPG4本の棒を使っていると、
ちょっとしたプロ気分。
私のニットの先生スザンナは
「ゆうりは、何も怖れずに新しいものに挑戦するわね」
CIMG5797.JPG
編み物できる人って、"大人の女"
と憧れていたのですが、
趣味は、編み物。
と今なら言える。

CIMG5858.JPG
あげたい人のことを考えながら
1目1目編んでいくのは、
とてもしあわせな時間。

次は、誰にあげようかしら。
その前に、編集しなきゃ。

デンマークの寒くて長い夜は、
時間を忘れるくらい
早く過ぎていきます。

ゆうり

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